とか思いつつ、薬を飲んでも3時ごろまで意識はあった。
これがあるから眠れない、と分かっているひとはまだいい。
特になにも原因を思いつかないのに、眠れない、というのは困る。本気で寝るには薬をのむしかない。
確か、みんな眠れるといいねえみたいなコンセプトのテレビ番組がついていた。暗い部屋にふとんを敷いて何人かの人間がごろ寝していて、(ごろ寝する前に何で眠れないかカードに書いたものを託しておいて、それを何人かの有名人がピックアップして読み、こいつとしゃべりたいなあと思ったら寝てるところを起こしてきて電話機の前に立たせてなんかしゃべらせる。本人はねむいだろうにね。途中でわたしの知らない有名人が突然歌を歌う。子守唄みたいなのとは正反対のシャウトがかったやつ。寝てた人が幾人か起きてきて、ふとんから顔をだして聞いている。)
薬飲んでも、そんなのを見ているから必然的に朝起きられないのである。6時の目覚ましも6時半のテレビも全部止めて朝ドラをうつらうつらしながら聞きつつ、次に気づくのは9時過ぎなのである。頭がもうろうとしているのはあたりまえだが、おまけに背中と腰が痛くて起きられない。
昼から出ようとがんばって12時に家を出たんだけど、高田馬場で降りたら気持ち悪くなって、一休み。これはもうだめだと思って午後も休みますと連絡入れる。入れてしまうと意外と気分が良くなって洋服2枚買って、そのまま病院に行く。薬が切れちゃったのもいけないのだ。4月から指導料が高くなりましてねえと言われる。会計と薬に時間がかかるから、近所のパスタやさんでアスパラのパスタと抹茶すいーつを食して薬が出来るのを待つ。
センセイは最近お忙しいので、今日連絡して今日予約できることなってこのごろなくなってしまったのだが、今日は奇跡的に空き時間があって、背中と腰とわきの下のあたりぐりぐりしてもらう。
わたしの弱点は、S字カーブのない首と腰と、腰方形筋と骨盤の付け根である。左右とも、腰方形筋のちょうど真ん中あたりにたんこぶのようなものがある。これが一撃必殺の急所である。
あんまり痛いから笑ってしまう。
「痛くて笑う人なんて、いないでしょ」
「いますよ、ごく少数だけど」
センセイの腕はいつも温かい。
「今日は眠れるかなあ」
「だいじょぶですよ」
「なにその根拠のないだいじょぶは」
「背中ほぐれるから眠れます」
「そうかなあ」
「眠れます」
「はーい。薬ももらったしね。」
おふろにはいって薬飲んで、明日の6時半起きには万全の態勢なれど。
心配だからだれか起してください。
さすがに明日は起きて会社にいかないと、春宵一刻値千金会に行けないよ。。
さて、うちのひつじ。おとなしくて、いい子たちです。