2010/05/12

ティンパニおじさん

コンサートに行く。シベリウスにつられただけで、その他の演目は会場でプログラムを見て知ったのだが、エルガーの南国も、ドヴュッシーの新世界も良かった。新世界をまじめに聞いたのは3回目ぐらい。生で見ると、音色の重なり具合という意味の全体像が奏者の動きからつかめて面白い。
新世界の2楽章までは普通に聞いていたのだけれど、3楽章の途中で突如某ブログに貼ってあった「めだちすぎ」動画の中のドラマーさんがフラッシュバックして、いったん目がティンパニさんに行ったら、釘付けになってしまった。何をかくそう、このティンパニおじさんも、かなりノリノリで、実際に音を出す前に微妙に空振りしたり、リズムに合わせて、指揮者ほどまではいかないけれど、恰好よく姿勢を決めたりする。おじぎをしたときには拍手が盛り上がったから、見かけだけじゃなく、きっと演奏も良かったんだろうな、たぶん。
アンコールに3曲もサービスしてくれた。ドヴュッシーのスラブ舞曲。8番2番も好き。