2週連続で先生の講義を聞けるのはうれしい。前週から引き続き、Trolley問題に関連して、名物授業Justiceをご紹介いただく。(概要は今朝のクオリア日記に。)先生の説明ではじめて、断片的に聞きとった内容が繋がった程度だったが、こういう話を聞かせてもらえるから、なんとかかんとか生きながらえていて、まんざらでもなかったな、と思う。3年以内にぜったいレジュメなしでも1回で全部聞きとれるようになるぞ。(まあなにごとも、長期計画で。結局のところ、語彙を増やしさえすれば問題は解決するように思う。)
トロッコ問題に関して先週から感じている違和感は、自分で手を下すかどうかという手法の話より、1人殺せば5人助かるという設定。これが1:2、1:3、1:4、と数を増やしていって、どこで1人殺すことを正義と思うか、とか、999:1000から998:1000と次第に減らしていくという手はどうだろう。きっと答えは出ないはずだし、出ないのが現実に近い気がする。とはいえ、現実的になりたいならビジネススクールに行きなさい、とか言われそうではあるが。
さて本日のテキストはこちら。左側頭葉に電流流して一時的に抽象化やシンボリックな脳活動を止めたら、その分、自閉症にみられるような天才的な細部の記憶能力、イメージ写生能力、絶対音感等々の加工されていない情報の入出力が活性化するんじゃないかしら、という、マッドな実験の話。