あの青い空の波の音が聞えるあたりに
何かとんでもないおとし物を
僕はしてきてしまつたらしい
と言ったのは谷川俊太郎さんである。おとし物があるかは別として、何かざわざわと落ちつかないときは、海に行きたくなる。といっても、実行できるようになったのは仕事で車を使えた20代後半の頃。富山にいた頃は氷見のあたりか、七尾あたりまで行ったりとか、福井にいた頃は三国やら、遠出して敦賀とか。山奥で車を止めて、ミニカのフロントガラス越しにシートを倒して星空を眺めているのも良かったが、波を見ているとふしぎと気持ちが落ち着いた。
なんだかまた海に行きたくなってしまったなあ。(って、こないだ鎌倉に行ったばかりだけれど。)