2020/09/27

Wave

先日instagramでこちらに一目惚れしまして。

teddyforance • 𝑳𝑶𝑽𝑬.

ええ全部なんて欲張りなことは言いません、最初の3秒のあれだけでいいので、やりたいんですとウエーブモードに入りました。

なかなか肘から肩にかけてが動かないのが悔しいので、ふと思い出しては腕やら手やらをひらひらさせている妙ちきりんな人になっております。1年後にできたらいいかなあと。別にいいんです、人生短いので。変人と思われて本望であります。

直接お目にかかったことはありませんが、こちら自主練に大変重宝しております。

先生の新作。

途中で切れてるのが残念だけどこれ好きなので。

先生方が踊ってくださるのが不肖の生徒の心のともしびであります。


2020/09/06

いただきます

あんまりやる気もないので、ポツリポツリと呟いている。
呟くと、ポツリポツリといいコトがあったりする。
どこかに不都合も起こっているのかもしれないが、最近の自分の視野は極めて狭くて、ご信頼もうしあげている先生がたの言説しか見聞しないことにしてしまっているので、例によってDear allで発信されているのに「これは我がためのご教示なり」との勝手な思い込みで頂戴する、なんかいいコトしか起こらない。
結果、しあわせである。

中年を過ぎてから特段の基礎もなくジムのスタジオでダンスというものを始め、週1回の頃を含めてもたぶんまだ5年目ぐらい(すでに時々起点がわからなっている)の初心者にとって、技術的に難しいことはいろいろある。

教えていただいて最近やっとわかってきたのは、先生や先輩方が難なくされている動きと似たような形を作ろうとして、何度やっても似たるものに近づかない場合、技術の問題というよりも、身体の基礎的なコンディションに問題がある場合が多いということである。

たとえば首が直角に鏡に対してまっすぐ横に向けない場合、それは首を回すという技術(深く考えなければそこに技術は必要ないし)の問題というよりも、首が回らない身体の状態に問題があって、各所をほぐしたり鍛えたりすることによって、ややまっすぐ横に曲がるようになったりするかもしれない(自分は途上だけど)。
問題箇所の近位にフォーカスしがちだけれども、意外に遠位にアプローチすることによっても改善したりする、というようなこと。

「まっすぐ」でない人間にとっては、それがごく自然な常態であるがゆえに、そもそも、その状態が「まっすぐ」ではないという事実に自ら気づけなかったりする。
あなたが思っているそれは「まっすぐ」というものではありませんよ、と教えていただいて、「おや」と思った後に、「はてどうしたら」となるわけだけれども、その「どう」にも幾通りもの選択肢があり、考えようによっては、そこから先の果てしない道のりがある。
もっといえば、たぶん半年前の「おや」と今の「おや」は違ったりする。ああそういえば前にも教えていただいたけれども、こういう意味だったのかなあと半年後にようやく思い至ったりする。
先生は常日頃から口を酸っぱくして何度もおっしゃっているのに、生徒側は何度もスルーした挙句、何度目かにはじめて「おや」と思うことも、きっとあるに違いない(申し訳ないことに、これは生徒本人には、ほぼ自覚がない)。

見慣れたものに疑問を持つ視点は、なかなか内発的に得られるものではなく、先生に教えていただくのが近道だけれど、先生が常々教えてくださるのは、結局のところ、良きにつけ悪しきにつけ自分の身体の状態を自分で認識して、自分で改善なり変化なりしていくための施策を講じていける(そこにはもちろん先生なりその他プロフェッショナルの手をお借りするという策も含まれる)人間になりなさいということなんだと思う。
それは、自分なり自分の鏡としての他人を見る力をつけるということでもある。見ているようで見ていないことに気づけるようになりなさいということでもある。

振付とか新しい技術の習得のために練習するのはやっぱり好きだけれども、むしろ身体のコンディションを整えることとか基本的な動作をブラッシュアップすることとかにダンスのジャンルを超えた汎用性を感じつつあり。
まあそういうわけで、現在のマイブームはいかに首を回すか、向くべき時に適切な方向を向くか、首を各所にぐるぐる回しても目を回さないようになれるか、ブレない体幹になるか、とかそういうことで。
相変わらず、先生方のお美しいムーブメントをじー、と眺めては、いただけるところを頂戴したいなあと願う今日この頃であります。