2020/01/28

たぶんザブン

Hiphopの先生がたまに邦楽のラップを使うことがあるから最近少しは耳馴染みもあるけれど、振付に使われていなかったら自発的にラップというジャンルの曲を聞こうとは思わない。
でも昨日「エナジー風呂」を聞いてからたいそうお気に入り。今日も電車の中で朝夕各30分ぐらいずつ、ずっとこの曲ばかり聞いていた。なにしろ歌詞がいい。すこぶるよろしい。耳に残る。
「お腹はグーと鳴っている 働いて腹が減る 腹が減るから働いて 働かなきゃ腹減らないってわけじゃなく」とか、
「たいへんだったんだろうなー」というくだりの微妙な言葉の弾み方とか、
韻の踏みかたが耳に心地よく、「たぶん ザブン たぶん ザブン たぶん ザブン」とか、「よくよく考えると入浴って贅沢」とかもう、聞きながらついニヤニヤしてしまう。
いい曲だなあ。

2020/01/26

格上げ?

いつも行くお店が休みなので、中野に行く。
半年か1年に1回ほど行っては何足か買って帰るほとんど唯一の行きつけの靴屋目当てにマルイに行くも、携帯ショップになっている。これではどこぞのオンラインショップでアシンメトリのふざけた靴ばかり買うことになってしまうやもしれず。先行き不安である。

もともとストレッチのクラスに出た後に空きスタジオを使わせてもらうつもりだったが、靴屋で費すはずの時間が浮いたので、マーシャルのレッスンに出る。
しばらくの間、こちらのお店でマーシャルだけやっていたわけで、おそらくその間色々スケジュールの変遷はあったにせよ、数年前とほぼ同じ時間の同じようなクラスに多分4、5年ぶりに出たことになる。
ふと思う。
何を目的にそのクラスに出ているかとにもよる。例えば、ストレス解消のために通っている人は、その目的が達せられれば上手かろうが下手だろうがそれは論点にならない。
もし例えば自分が、スキルの向上を目的として何年間か同じレッスンに通っていたとして、数年ぶりに誰かに会って、相手から見て、明らかに目に見える程度の良い変化がなかったらそれは嫌だな、と。

ともあれ、マーシャルで背中も使ったし、ストレッチでほぐれたので今日はよく動いた。せめて小動物から人間に格上げできてるといいんだけどなあと思いつつ、バスに乗り換える前に駅前でご褒美天丼を食して帰宅。

Macbookairにして本当に良かったのはYoutubeを全画面表示にしてもフリーズしないこと。先生の作品が公開されてとても嬉しい。公演当日は大半泣いていたせいもあって、詳細こうなっていたのかと改めて全画面でじっくり。
ダンスに使うことのできる時間がいつまであるかなんてことは誰にも、自分にもわからない。先生に教えていただけるうちに少しなりとも上達したい。

2020/01/25

いつか

世の中にはスゴイひとたちがいるものだ、と思う。
お題と音楽をその場で決めて即興で踊るなんてことができるんだから、天才としか言いようがない。

なんでそんなことができるんだろうと考えていて、はるか昔、受験の小論文を思い出した。理数系はとうの昔に捨てていたし、記憶力には自信がないので世界史もそれほど点は取れないのも分かっていたから小論文に望みを託すことにした。
当日出された文章を読んで、その場で作文するわけだけれども、限られた時間内にその場で思いついたことを書いたって、もともと大した創造性も独創性もない自分に大した結果が出せるわけもない。仕方がないから、どんなお題が出ても我田引水してこのネタを使う、というネタをいくつか仕込んでおいて、当日そのうちのひとつを使ったのだった。
結局、普段の持ちネタが豊富だからこそ即興で何かできる、というのはジャンルを問わず同じな訳で、ネタを増やす以外に道はない。
いや別に即興で踊りたいなんていう高望みをしているわけではなくて、持ちネタ僅少なのを反省してるだけ。

先生の暦は既に先週末ぐらいから完全に2月に入られており、苦戦中のフロアの振付を練習していたら小動物のようだとお友だちからコメントをいただく。翻訳すると踊りに見えないということだろう、ああ素敵な振付がこんなことになっていて誠に申し訳ございませんと思う。ともあれあのデモ動画をもし1年前の自分が見たら、こんなこと出来るわけないわと絶対スタジオに足を向けなかっただろうと思われるのは確かであって、挑戦しているだけでも成長といえるのではなかろうか、、とわが微々たる歩みを思う。

朝の連ドラはなんとなく録画を続けていて、なんとなく毎晩寝る前に見るのだけれども、ハチさんがいいことを言った。
いつかなんて思っていたらいつまでもできないんだから、今やらないとね、みたいなこと。
そうそう、今しかないよね、と思う。

2020/01/19

運送屋さんの電話で起床。
鏡が届いた。
発端は年末、今はお休みしているクラスの振付に入っていた2回転のシェネができないので練習していたら、何度やってもまっすぐ進まず、斜め45度方向にひたすら曲がって進んでいく。軸が曲がってるのかしらと思う。片足立ちを改めて眺めてみると、左足だけ真っ直ぐに立てず、極端に外側に傾いている。教えていただいて、内腿の締め方の問題が判明し、矯正を試みる。ただこれが意外と難しくて、内腿のつもりが膝に力が入っているらしい。
ともあれ問題はいつも左側に発生する。3D分析によると左足は右足より1センチ長いらしい。骨盤が傾くのもそのせいもあるかもしれない。左脇腹の腹筋も右より弱い。腰のぐりぐりも左側。内腿も左は特に力が入らない。
というようなことを年末年始ちまちまと自己対話していて、元からある小さな鏡では今ひとつよく映らないからと発注したのが今日届いたのである。
ネットで見つけた時はさほどにも思わなかったけれど、窓際に立てかけてみると、狭い自室にはなかなかの存在感。これで何もしなかったら、あんた、衝動買いのただのバカだぞと思う。
こういった各種リマインダーさまが、本来的に一年中暁を覚えず怠惰でボンヤリした自分を眠りから叩き起こしてくださるのである。ありがたい。

2020/01/18

ひどいやつ

おのれの顔認識能力の低さにはそれなりの自覚があった。3回ぐらいお目にかかっても覚えていなかったりするなんてことはよくある。同じレッスンに長期間出ていても、お声がけいただいてはじめて、あ、そうでしたっけというような失礼極まることも確かにないとはいえない。ただ、今回は少々ひどすぎると呆然とすることしばし。
いかにお話ししたことがないとはいえ、通路を隔てて背中向けのはす向かいで別会社の方であるとはいえ、仕事中はメガネをかけていらっしゃるんだけれども、メガネの個性が強すぎてメガネのないお顔だとなかなか同一人物と思えないとか、スーツ姿とウエア姿のイメージにギャップがありすぎるとか、いろいろ理由はあるとはいえ、毎日職場の同じフロアで半径5メートル以内に座っている方と週一回同じダンスのクラスに出ていて半年間気がつかないなんて、自分てひどすぎるんじゃないだろうか。
木曜の夜、先方様から、もしかしてXXさんじゃないですか、とお声がけいただいても、お顔を見ながらなんで私の名前を知ってるんですかと真顔で尋ねた自分である。
自分てほんとひどいやつだと思っていたけど、ほんとにどうしようもない。
しばらくレッスンをお休みされるとあとから伺った。またご一緒できるといいなあ。

2020/01/13

青菜とか

久しぶりに朝から落語を聞いている。
前職でご縁のあった方が落語好きだった影響もあって、昭和元禄落語心中やら落語THE MOVIEなんかを見たりしていた。そのうち寄席に行こうと思っていたけれど、足を運ぶまではなかなか。結局、はじめての寄席体験は2017年の夏、転職活動中とは名ばかりの実質夏休みのことだった。
一番近い池袋に行ってみたら、相当長い列ができていて、なるほど小三治師匠が出ていらした。次の日も続けて行ったぐらいだから、相当やられちゃったに違いない。庭師さんの話と百人一首の話だったっけ。その頃はブログは休みにして、ほぼ日手帳に書いていた。チケットを貼って何かコメントを書いたはずだと探してみたが、見当たらない。何しろ1年に数ページしか使わないのが2、3年続いたので、かさばるからと捨てたかもしれない。なんでも思い切りよくさっさと捨ててしまって、あとで少し後悔する。
ともあれ便利なもので、上記のキーワードでちゃんと調べがつく。青菜と千早振る。双方さしたる起承転結もなく対話しているだけの話で、何が面白いのかと尋ねられても今ひとつ論理的に説明できないわけだけれども、生で聞いたせいなのか、単に小三治師匠が好きというただそれだけなのか、なにしろ他のどの噺よりお気に入り。改めて聞いてみると、やはり夏の話である。

確か先週末あたりだったと思うけれども、帰宅したらフィギュアスケートのハビエル・フェルナンデスさんが日本の子供たちにスケートを教えている番組が流れていた。例の奇跡のレッスンである。後半から見たのだけれど、ちょうど表現力の話をしているところだった。指導を受けてとても良く変わったお嬢さんたちが印象的だったが、それとは別に、一つなるほどと思ったのが、「楽しそうに」と言われて始終同じ笑顔をしていたらなんか嘘っぽいよと言いながら実演されたのだった。確かに、何か動きがあったり角度が変わったりしたここぞというときに印象的な表情なり形なりをするから心に残るわけだ。そういえば先生もそうだなあ、なるほどと思ったにも関わらず、いざ実践、の時にはすっかり忘れていた。今ふと思い出したので、備忘のために記しておく。
もう一度見たいと思って調べてみたら、ちょうど今日の午後再放送だそうだ。早速ポチッと録画。


2020/01/07

tomorrow never knows

振付が新しくなると、その曲の入っているアルバムの曲とか、その他の曲も自然と聞く機会が増えるわけだけれども、Matt Cabさんという人の曲を移動の間ぼんやり聞いていたら、いきなりミスチルのtomorrow never knowsが流れてきてびっくりする。おまけに日本語。
いや待て、この人、今まで普通に英語の歌を歌ってなかったっけ。ほとんど英語訛りのない日本語で歌っているので、少し気になってプロフィールをみてみたら日本在住とある。なるほど。日本人歌手の曲を英語でカバーもしているみたい。こうやって日本の曲を輸出してくれる人もいるのかと思うと、日本も捨てたもんじゃないのかな、と思う。
ともあれ、この曲は、まだ車に乗っていた頃、一人長距離移動の間、眠気冷ましのためもあってよく歌っていた。カラオケならともかく、原曲のままで歌うわけで。櫻井さんの声は高い。サビで転調しキーが上がるとえらく苦しかったけれど、声を張り上げて歌うと爽快だった。

さて、11月頃から始めた月曜に有休をとって無闇と三連休(個人的2019年分の有休消化プロジェクト 笑)も今日でおしまい。
あの頃を思い出して道々小声で歌う。
心のまま僕は行くのさ、誰も知ることのない明日へ。


2020/01/05

もろもろ発掘

土曜。3ヶ月ほど続けた午前のジャズのクラスが諸事情により3月末まで敷居が高くなることになり、今ひとつ新たな敷居を超える気力が出なかった自分はお休みと相成った。空いた時間は、やはり圧倒的に不足している体づくりの時間に充てるのがよかろうと随分久しぶりに1時間のヨガのクラスに出てみる。人口密度の高さも相まって冬ではダンスの時間にもお目にかからない滝汗となる。ヨガの後は身体が楽に動く。
逃げ場のないところで人との距離が近すぎるのは苦手。3時間4時間となるとキビシイが、1時間ならガマンできるかな。できたら3ヶ月続けたいなあと思う。
日曜朝。以前は起きる時に腰が痛かったものだけれど、今朝は背中が筋肉痛。背中も腰もなんとかしたい。だらだらストレッチ。

年末年始の片付けで発見した2019年1月で賞味期限の切れたサプリメントを目に付くところに置き直す。賞味できなくても消費できれば良いわけだけれど、味に異常はない。忘れてならないものは目につくところに置いておくのが忘れっぽい自分には継続の王道である。

こちらも片付けで発掘されたkindle。こんなに長らく放置していたのに、充電すれば動いてくれる可愛いやつである。英和辞書をいちいち叩かずとも、そのワードを物理的に押さえれば英単語がすぐ出てくるのが気に入って、洋書を読むために買ったのだった。初心忘るべからず。早速、R.J.Palacio「Wonder」を読み始めた。この本の実によろしいところは、英文になると途端に集中力が落ちるひよわな英語精神力の人間にもやさしく、1章ずつが短いところ。もちろん面白い(9%読了現在)。


久しぶり。やっぱり好きだなあ。

2020/01/03

こんにちはMac

Mac2日目。
昨夕、予想通り設定には数時間かかった。Windowsとの操作上の違いは店員さんにも説明を受けたし自分でも調べたけれども、設定が進まなかった原因は、つまるところトラックパッドを軽くタップしていた(押し方が弱かった)だけの話だった。それ以外は、今のところプライベートで使う分には大した問題にはならず。
一つ前のモデルにした分、値引きその他おまけとして諸々のアクセサリーを付けてもらった中の一つがbluetoothのスピーカーというものなのだけれども、そんなものを使わずとも、すこぶるいい音がする。今まで使っていた某国産PCはかなりへたっていて、最近はヘッドホンを使わなくてはYoutubeを見られなくなっていた(ヘッドホン無しで放置すると雑音がした)し、しばらく流しているとフリーズした。Windows7が終了にならなかったとしても買い換えなければならなかっただろう。比較している機種がお粗末過ぎたのかもしれないが、キーボードもおそろしく軽い。快適である。

夕方、池袋に出向く。箱根ランナーたちの多くが同じデザインのシューズを履いているので、そんなに良いのかしらと思って調べてみたら、Nikeの某モデルだった。売ってたら試着させてもらおうかしらと思ってひやかしで行っただけだったけれども、結果として初売りで2足お買い上げ。(追記:お目当のモデルは見つからず、買ったのは全然別のシューズ)

夜、今年初自炊。
母上と自分との間には、今でもやはりそれなりの競争意識が働いていて、卓球は全国大会、茶道は師範の先方様とは同じ土俵で争う気にもなれないけれど、料理は客観的に見て、自分の方がまだマシだと思う。基本的に他人に物事を教わる時はこれでも一応素直なつもりなので、まずはレシピ通りに作るからである。
正月に実家に帰って母上の手になるお料理を食し、やっぱり料理はじぶんの方がマシだという事実を認識し(無論、ご本人の前ではそんなことは口が裂けても言わない、作ってくれなくなると困るので)、内心いい気分になったので、自室に戻ってきて一人煮物を作る(憧れの大原千鶴さんの和食レシピ本が1年余り放置されていたのを箱根駅伝を横目で見ながら片付けをしていて発見した)。大原流であるからして間違いない。われながら美味である。満足なり。
今年は週に1回ぐらい自炊したいなあ。(どうでもよい追記:朝トーストを焼くとか、おかゆを作るとかは除く)

2020/01/02

文脈

大晦日夕方から実家に帰る。
覚悟して帰るが、それでもやはりヒマである。
母上がたまにお使いになるトレーニンググッズが転がっているので、ひまにまかせて背もたれが倒れる座椅子のごときものでむやみと腹筋をしたり、テニスボール2つをガムテープで止めたポジションボール様のもので背面をごりごりしたり、足つぼグッズをふみふみしたりして時間をつぶす。
それでもやはりヒマである。
自室では10分で忍耐の限界となるバーレッスンもどき(無様すぎて「もどき」としか表現できない)の練習だけれども、実家ではテレビを眺めながらえんえんと続けられたほどの手持ち無沙汰ぶりである。そうか、こういうふまじめな「ながら」練習なら自室でも忍耐できるかもしれない、効果のほどは分からないが、何もしないよりはマシかもしれず、と思う。
父の習慣を受け継いでいるのはこれだけかもしれないが、正月は駅伝を見ることになっている。元旦は社会人、今日は箱根。青学4区の走者を映しながら流れた「いつも11番手でした」のナレーションについもらい泣き。ゴールを目前にして監督から「おまえスゴイよ」声をかけられてガッツポーズした姿が清々しくて、すてきだなあと思う。

それなりに役立つこともした。
むかし父がリュックにつめた避難グッズの中から、2011年に賞味期限切れと相成ったクッキーとチョコレート3箱と、それあなたにしか使い道ないでしょうというこだわりグッズを廃棄処分して避難袋を軽量化。
平成4年に買った体重計が故障した模様で、修理に出そうとおっしゃる母上をいや買うほうが安いからと説得し、タニタの体組成計を購入。
これだけ善行を積んだのだから(苦笑)、少々ご褒美をいただいてもよかろうと自分用の初買いはMacbook Air。これから設定するところ。

年初の決意など続いたことがないので特になにもないけれど、幸福、安全基地はゴールではなくスタート地点なんだ、という茂木先生のお言葉を胸に、今年もおのれの文脈で、しあわせでいるつもりです。