2015/03/28

また会う日まで

今週は、あっという間に過ぎてしまった。
出張から帰ってきたら、桜が咲いていた。
横浜で歓送会。
5年弱お世話になった上司をお見送りする。
今勤めている会社は人生で2番目に長く働き続けている職場で、
たぶんそれはこの方のおかげだったのであって。
久しぶりに一緒にカラオケを歌った。
長老が最後にひとことポツリと。
「また会う日まで、ちょっとは成長していような、ってことだ。
そういうことだよ」











2015/03/21

好敵手

突然ですが、人間って好敵手がいると普段の5割増しでかっこよくなるんだなあ。


で、突然話が変わるけど、スティーブ・ジョブズはスピーチ、プレゼンの名手と言われる。
たとえば下の文章を翻訳で読むのと本人のスピーチをyoutubeで聞くのとでは、雲泥の差がある。
人生で1回ぐらいは、この名スピーチをせめて字幕付きで英語で聞いてみてほしいなと思う。
スティーブ・ジョブス スタンフォード大学卒業式辞 日本語字幕版
もう100万回訳されていると思いますが、ご興味あるかたのために意訳を付します。この前後の文脈を知ると感動が深まりますから、ぜひyoutubeで聞いてみてくださいね。


”Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
So you have to trust the dots connect somehow in the future.
You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever.  Because believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart even when it leads you off the well-worn path; This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life. ....
意訳:
繰り返します。未来を見て点と点をつなぐことはできません。振り返ってみたときにはじめて、点と点がつながる(その時々には意味が分からなかったできごとがあとで「ああ、こういうことだったんだ」と分かる)のです。
だから、点と点は、将来、つながるんだ、ということをあなたたちは信じなければならない。
何かを信じるのですーあなたのガッツ、運命、人生、カルマ、なんでもいい。なぜなら、点と点がこれから先、つながるのだということを信じることは、あなたが心に従って生きる自信を与えてくれるからです。たとえ、それが平坦な道から外れることになるとしても。このアプローチは私をいつも励ましてくれた。そして私の人生を意義あるものに変えてくれました。(中略)


 Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.”
意訳続き:
あなたの時間には限りがある。だから誰かの人生を生きることで時間を浪費してはならない。ドグマにとらわれてはならないーそれは誰かほかの人の考えの結果を生きることになるからです。あなたの内なる声をかき消してしまうような他人の意見ー雑音ーに耳を貸してはならない。そして最も大事なことは、あなたの心と直感に従う勇気を持つことです。あなたの心と直感は、あなたがどんな人間になりたいかをどうしてか既に知っています。それ以外のことすべては、2番目のことなのです。









信頼の問題

昨日具合が悪くて少し休んでから病院に行って、午後から出社したんだけど、
眠りにつく前につけっぱなしだったテレビから松山ケンイチのトークが流れていた。
ご本人が出ているドラマは見たことがないのだけれど、
少し前の大河ドラマで中井貴一と共演したそうで、
中井さんからのコメントが、だいたいこんな感じだった。
(半分寝てたので違ってるかも)
「役者というのは感情を全部出して演じているようでも、どこかで客観的な部分がなければいい芝居にならない。たとえば、それは立ち回りをしているときに分かる。(役で、言い合いから喧嘩になる場面)向かってくるときには全力でぶつかってくるように見えるんだけど、実際当たってみると力が抜けていて柔らかい。そういう役者だから、松山君ならもっとこんな芝居ができるんじゃない、と監督が(レベルの高い)要求をしたくなる」
そのコメントを見た後、松山さんは、「それは相手が中井さんだったからできたのだと思う。相手を信頼していないとそうならない」というようなことを語っていた。


「芝居」をそのまま「仕事」に置き換えて通じる話だと思ったわけで。
相手との間に通奏低音にも似たある一定以上の信頼感が醸成されると、
いい意味で「力が抜け」る。
だから、信頼できる相手とは、いい仕事ができる、と。


マタイ受難曲 バッハ
瞑想を目的に作曲されたもので、通奏低音は十字架を背負って歩くイエスの足取りを表現してるんだって。わたしは単に曲が好きなだけだけど、歌詞が全く分からないせいかww、確かに瞑想できるかも。



展覧会

もうずいぶんと展覧会に行ってない。
と思ったのは昨日村上隆コレクションが横浜美術館で予定されていると読んだせいだ。
ご本人作品の実物はまだ見たことがないのだけど、
写真の中のコレクション達は魅力的だった。
後ろの方にいる奈良美智作品、存在感ある。
行きたいな。でも来年の話。


ただいま会期中のものは。。。
サントリー美術館の若冲と蕪村。
原美術館の蜷川実花。
原美、職場から5分のところにあるのに行かないのはもったいない。
奈良さんのmy drawing roomが懐かしくなって、たまに行く。
こんど昼休みに行こうっと。
ブリジストンの「ベストオブベスト」。
どれが、というわけでもないけど、美術館の空間を含めて全体的に好き。
5月半ばからの長期休館前に、ルドンに会いに行くかなあ。
さて、いつ行けるか、そこが問題だけど。

2015/03/17

Everything else is secondary.

「世の中の人は何とも云わばいえ わがなすことは われのみぞ知る」
龍馬さんのような大事を成さない人間が
こういうことばっかり言ってても恰好つかないけど。
どーぞ。
外野は好きなように言ってください。
少なくとも、自分自身に説明がつくようにだけは、生きようとしてますから。
と言いたくなるときもある。
「自分を相手に説明するとき、私たちはもっとも忍耐づよくなる。 そりゃそうである。 自分が納得できなければ、「気持ちが悪い」からである。」(本日の「内田樹先生(非公認 bot)」より)
最近著書から遠ざかっていたのですが、久しぶりに響きますねえ。
このもとの文章は「トクヴィル先生とおしゃべり」という投稿にあって、
『街場のアメリカ論』のあとがきになっているらしい。
「素人には出来るが、玄人には出来ないことがある。
それは「素人の素朴な疑問にとことん付き合う」ことである。
だって、自分が素人なんだから。
自分を相手に説明するとき、私たちはもっとも忍耐づよくなる。
そりゃそうである。
自分が納得できなければ、「気持ちが悪い」からである。
玄人は自分が納得している(気になっている)ことについて素人に説明するときに、あまり親身ではない。
「周知のように」というのが彼らの愛用する定型句であるが、これは「周知のように」以下に書かれたことがらについて周知されていないかたは、想定読者に算入されていないので、静かにそのへんの隅に引っ込んでなさいという暗黙の恫喝である。
それだと素人は素人のままで、なかなか事態を理解することができない。
うっかりすると、読者の全員が「隅に引っ込んだまま」で終わってしまうということもある。
そうしておくと、読み終わったあとも、読者はさっぱり玄人の域に近づけないので、結果的に玄人の職業的なアドバンテージはいつまでも担保されるわけである。
そういう本を読んでもさっぱり得るところがないので、私は「素人にもわかるアメリカ論」を自分で書くことにしたのである。
こういう場合には誰を想定読者にするかで、書き方はまったく違うものになる。
私が選んだ想定読者は誰あろうアレクシス・ド・トクヴィルである。・・・」
なるほど。
自分の「想定読者」に誰を選ぶか、ということですね。


connecting the dots.
点と点を結んでいるうちに、思いもよらないところに導かれることがある。
”Again, you can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards.
So you have to trust the dots connect somehow in the future.
You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever.  Because believing that the dots will connect down the road will give you the confidence to follow your heart even when it leads you off the well-worn path; This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life. ....
Your time is limited, so don't waste it living someone else's life. Don't be trapped by dogma — which is living with the results of other people's thinking. Don't let the noise of others' opinions drown out your own inner voice. And most important, have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become. Everything else is secondary.”
これまた久しぶりにJobsのスピーチを聴いて、勇気をもらった。



2015/03/15

経口補水液

OS-1とアクアソリタ。
先週熱が出たとき、薬局に置いてあったので、両方買って飲んでみた。
そのときは、どっちでもいいか、と思ったんだけど。
通常時(ていうか、スポーツしてる時)に飲むなら、やっぱアクアソリタだなあ。りんご味だし。
少しとろみがあって、吸収されてそうな感じがする。あくまで感じだけど。
ケース買いしようかな。

一期一会

最近、イメージとしては津波か雪崩のように連続して来襲する
「来たるべきお別れ」のうち1つが、しばらく延期になった。
素直にうれしい。
悲しくも、延期にならないものもある。
別れの期限が迫ると焦ったり落ち込んだりしてしまうのは、
「お別れしていない間」の心構えがヌルイからだ。
忘れがちだから、この機に改めて決意しよう。
毎日、今日が最後と思って人に接すること。
学ぶべき人から学ぶべきことを学んでおくこと。
一期一会。
そして。
もし幸運にも、次に会えたときには、
その類まれな出会いの贈りものを受け取ることのできた喜びをかみしめよう。
最高の笑顔に込めて。
■■■
前職をやめる時に同僚が贈ってくれた言葉を
久しぶりに思い出した。
Never explain yourself to anyone.
Because the person who likes you doesn't need it
and the person who dislikes you won't believe it.
....
Time is like a river.
You cannot touch the same water twice,
Because the flow that has passed will never pass again.
Enjoy every moment of your life.





2015/03/09

会うは別れのはじめ

ブログを休んではや3年。
ずいぶん休んでいたんだなあ。
3年の間に変わったこと、変わらないこと。
考えるとおそろしい。

2月3月は転職に適した月だという。
予算が決まり、採用に積極的な企業が多いそうな。
4月に人事異動がある企業もある。
会うは別れのはじめなり。
諸行無常。
そうは思っても、別れは惜しい。
人間には現状維持バイアスがあるから、
変化を受け入れるには努力、というか、心がけが要る。
別れによって失うものだけに照準を合わせないように
自分で心のバランスを取るしかない。
あなたにも、あなたがお別れする誰かにも、
その先にきっと、ハッピーな出会いが待っているのだから。
変化を受け入れる、というような受動態ではなく、
むしろ積極的に楽しめるようになれば、
もう別れの「達人」ともいえそうですが、
まだなかなか、その境地にまでは至っていないかな…。

大河ドラマの録画を見ていた。
松陰センセイが「ぼくは河豚を食べません」とえらくキッパリおっしゃるので、
史実なのかしら、と思ってキーボードを叩いてみた。
「河豚を食べざるの説」というのがあるそうで、
フグは阿片のようなもの、というようなことも言っているらしいから、
単なる禁欲主義から出た言葉という解釈もあり得るのだが、
今回の大河では、文や後の伊藤博文との会話の中で、
松陰センセイに
「私が一番恐れていることは何か。
なにごともなさないこと、なそうとしないこと。
志の果てに迎える死以外に死にとうはない」
と言わせている。
好解釈ですね。