2019/12/30

おさめ

小人閑居してなんとやらと言うけれども、仕事もおさめとなり気分だけはヒマになると途端に買い物に走る小人である。
仕事の都合がない限り、着脱しやすくリュックの肩ひもの摩擦にも耐えるラクで地味な服ばかり着ているけれども、たまに魔がさすこともある。昔よく好んだブランドを久しぶりに目にして、ブラウスの柄にいわゆる一目ぼれ、どうなのそれいつ着るの、という心の声も聞かず衝動買い。
買い物といえば、windows7のサポート終了に伴って休み中にはPCも買わねばならぬ。憧れのMacか価格を取るか、悩み中。

週に幾度かレッスンに出ていれば先生の動きが少しはコピーできるようになるかしら(はい、永遠にできません)細かい振付を覚えるのが少しは早くなるかしら(少なくとも1年前よりはマシになったと信じたい)と思いつつ2年余り経過しました。生徒が飲み込めていない箇所が即座に分かってしまう超能力と難しすぎず易しすぎず絶妙な難易度の匙加減で楽しく踊らせていただいています。今週は先生の踊りをたくさん見られてしあわせでした。
個人的にお気に入りの2本。


ジャズのクラスは去年から引き続きとして、「エベレストより高い敷居」のコンテンポラリーのレッスンにおそるおそる行かせていただいたのが5月。その前月にリリースされた課題動画を見て、いやこれは自分には無理だろうと思えども、試みもせずにあきらめては悔いが残るとその後1ヵ月考えて結局腹をくくりました。今でも一人ちまちま練習している、それだけ引力のある曲でした。
初めてのフロアで転がると最初は目が回って一瞬ブラックアウトに陥り翌日は面白いほどあざだらけになっていましたが、最近はそんなこともなくなりました。以前より腰の調子もよくなりました。
課題は着実に増えてきていますが、ほんの少しずつ、できることも増えてきました。もう少し、もう少しなんとかならんものだろうかと、どうやらあきらめが悪いようです。


全然ジャンルの違うことをやっているらしいので、それって身体の使い方が全然違うでしょうと言われたりして、確かにそのとおりなんだけれども、きっと相互補完的に自分の成長を促していただいている、またはときにいわゆる「安全基地」になっていただいていると勝手に思っている。
夜のクラスでご一緒した方に今日のことを話したら、充実の踊りおさめだったねとコメントをいただく。いやほんとうに。しあわせであります。
週一回お目にかかっているほかの先生がたにも、一年間、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。

2019/12/25

フロー

ダンスはフローに入りやすい課題だと思う。
なにしろ自分の身体そのものを使って課題をするわけだから、課題と自分の一体感も得やすいのは道理だろう。フローは時間泥棒。あっという間に時間が経ってしまう。
月曜、昼の部も夜の部も、月末又は年末に向かって振付も回数を重ねてきて、客観的出来栄えは知る由もないが、本人的にはぷちフローに入って大変ごきげんである。
年末年始の休み中に一つ二つ振付を覚えたいなあと欲を出して物色しては、いやいやまずは基礎練だったと行きつ戻りつ。

火曜。年末なので先生が踊ってくださるからと2か所レッスンをはしご。先生本気で踊っているときはほんとに楽しそう。何のご縁か、この時この場にいることができて、しあわせである。

2019/12/22

金曜の夜、会社の忘年会に出ずに朝カルに行く
お話の内容はこちらのとおり。
メジャーがあったり、上下があったりするのは幻想に過ぎない
久しぶりにマーラー5番のアダージェットを聞いたり、バナナの話があったりする。

他人との比較はガン無視すること、自分にとっての成長、進歩を見なさいとの先生の言説にいつも勇気をいただいている。

土曜、ああそういえばクリスマスも近いのだ、と次のレッスン待ちをしている人たちの赤メインの仮装を見て思う。
日曜、背骨の回りと骨盤の横側が筋肉痛、起きては寝てを繰り返しているうちに昼になる。夕方、いつものクラスがお休みなので、空いたスタジオで練習しに行く。今日こそと固い決意で臨んだはずの苦手なバーレッスンの練習は、いつものとおり一人では忍耐に限界があって、10分ぐらいで終わってしまって、やっぱり好きな振付の練習になる。一向に上達の兆しが見えないけれど、本人的には楽しくてしかたない。
珍しくつけたケーブルテレビには「麒麟の翼」がかかっている。飛べないはずの麒麟に翼をつけたひとの気持ちが、分かるような気がする。



2019/12/16

健診

本日は健診なり。
身長が2年連続で伸びている。
成長が止まったと思った時点で155cmだったのが本日は157.6cm。
この身体のどこかが、まだあきらめもせず育っているのかと思うと、ちょっと嬉しく愛おしくもある。
よしよし(きもち頭をなでなで)。
がんばれじぶん。

2019/12/15

浅知恵

筋トレのモチベーションが落ちてきた。
寒さもあるが、他にもやることが増えてきた。なにしろ振付は少し放っておくと劣化CPUしか入っていない我が脳はすっかり忘れてしまう。ちょくちょく復習しないといけない。開脚もやる気のあるうちにもう少し開くようにならないといけないし、ターンはあいかわらず目が回るし、動画を見ながらバーレッスンの真似事もしなければならない。基礎がないところにセンスもない自分みたいな人間が踊っていても、ちっとも美しくならないので、やっぱり基礎練は避けて通れない。いかんいかんと思いつつ、ほぼ腹筋しかできない日が続いている。
一歩進んで一歩退く。二歩かもしれない。
何者でもなく何者にもなれない自分は、果たして少しはよき方向に進んでいるでしょうかと答えのない疑問が温泉のごとくふつふつと湧出することもあるけれど、今はなにも考えない。
なにもというわけにもいかない、あまり、考えない。考えて止まってしまうよりは、浅知恵と笑われても、ちょこまか動いていたいと思う。


2019/12/09

いつかそのうち

当り前のことだけれど、いつかそのうちできるようになろう、なぞと思っていたら、一生できない。いつかはいつまでも、延々と延期されるものである。
開脚がちゃんとできるようになったらいいなあと初めて思ったのはいつの頃かも思い出せないぐらい前のことだけれども、その頃は100度も開いて肘がついたらまあ上出来、という状態だったから、正直なところ身体のかたい自分にはベターっとなんて、そんな芸当は無理だろうと思っていた。少しはましになった今でも、ベタまではいかない。
開脚のためのストレッチが種々様々公開されているけれど、だいたい2、3ヵ月でできるとか書いてあって、そんなに毎日続けられる気力が湧かなかった。
ところが、どうやら今月の振付にベタ開脚が入っているもようなので、いやこれは今月中に少しはましにならねばならない。
と思っていたら、昨日ふと見たら2週間でベタッとなれますという動画を発見、やってみたらけっこう開く。2週間なら今月に、いや今年に間に合う。
というわけで、今年最後の目標は開脚、と目を回さずシェネ2回転から上向いてターン(別の先生の振付)という地味な年末。最近こういう地味めな練習が意外と楽しい(でも目が回る、、)という、はため相当奇妙な人間になりつつある。


2019/12/07

リフレクソロジー

某所でお話をしていたら、その方はいまだかつてインフルエンザにかかったことがないとおっしゃる。
自分はそんな強靭な肉体を持っていないので、早めの昼休みに予防接種に行くことにする。注意書きを持たされる。運動はだめ、お風呂はよいと書いてある。じゃあ近所の温泉にいこうといそいそとエステの予約をする。ついでに前回20分で試したリフレクソロジーを倍の40分にしてみる。整体にいってねじれた身体を整えたほうがよろしいのではないかと頭をよぎるけれども、ついオイルマッサージを選んでしまう。
リフレクソロジー、前回もえらく痛かった。いわゆるマッサージ系の痛みとは質の異なる、えげつない痛み。めずらしくこめかみのあたりがぴりぴりする。目の反射区である親指の先をかりかりしながら目がお疲れですね、左右とも中指から小指の下から足裏の外側にかけて、ごりごりしてますねとおっしゃり僧帽筋と胸鎖乳突筋をゆるめたほうがいいですね、とコメントをいただく。
従来、自分の自覚的な主な患部は背中と腰だった。でもこうしてみると、より重症なのは首から肩甲骨にかけてではないか。
続くオイルで肩甲骨のキワをおされると相変わらず、こりこりどころか、かっくんかっくんいっているのを聞きながら、そう確信する。
帰路、いつになく身体が軽い。お腹がすいてついカップラーメンを食し、いい感じに眠くなってきたところ。リフレ万歳。
明日はいい動きができるにちがいない、たぶん。

2019/12/05

あと3匹

クリスマスふちねこ増えてきた。まだいただく予定です。

2019/12/04

ねむれません

早く帰って寝たはいいけど、夜中に起きてたら世話はない。

かっちょええ。



音が入ってると振りも入りやすいとよく言うけれども、10月1ヵ月間及び次週3週目(各別の先生の振付)とわりと長いことやっているので、これもなんだか踊れそうな気がしてきた(深夜の気の迷い又は大いなる勘違いかもしれない)。年末にでもひまができたら研究してみよう。
明日起きられるかなあ。。(いやすでに今日だった。。)

2019/12/01

先生の作品がかかるというので蕨に行く。
休憩時間、手持ち無沙汰だからアンケートでも書こうかと用紙を手に、これまでダンス公演を見た回数はとの質問を目にしてあらためて思い出す。子供の頃にバレエを見たのと少し成長してから劇団四季を見たのは別にして、こういった公演を見るのはこれで4回目。観るほうも初心者、ニワカというやつである。
今までは、目立つダンサーさん個人に目がいっていたのだけれど、今回はどちらかというと構成とか照明とかに目が行く。太宰的な印象で面白いと思った曲もあった。ただ逆にメッセージ性が強すぎる曲は肝心の踊りの影が薄くなるなあなどと思う。
人間のできる動きというのはある程度限りがあるはずだけれど、それが構成と演出の妙で心に残るものになるから面白い。印象的なものもいくつかあった。
やや斜にかまえてそんなことを考えていたのは後半も佳境に入るまでで、聞き覚えのある曲がかかって先生の作品が始まったら早くも涙腺が崩壊する。踊りのことはなにしろ初心者だし、深いことはよく分からないけれども、先生の作品は、作用する心の場所がほかのものと違うことだけは分かるのである。それは直接教えていただいているということを差し引いても多分変わらないと思う。
次の楽しげな作品に移った後も終演となるまではらはらと涙を流し続け、レッスンがあるからそそくさと会場を後にする。帰路、電車の中で、その曲をかけた途端にまた涙を流す奇妙な人になる。仕方ないのでしばらく音を切ってぼんやりする。
ほんとうにたまたま、先生に辿りついた自分は幸運だったなあと思う。
不肖の一生徒としては、手前勝手ではあるけれど、一日でも一回でも多く教えていただけるように、どうかどうかご安全にお過ごしくださいと願うばかりである。