2021/12/31

歳末

狭い自室の大掃除といっても普段の掃除にさしたるプラスαもないし、帰省といっても徒歩片道15分で済むわけで、取り立ててのせわしなさもない。静かな連休、といったテイである。

振り返ってみると、今年後半は特に、初めましての先生にお世話になった。もちろん初めて限りのご縁であった場合も多いのだけれども、それだけ冒険に出た、試みたという意味では、ナマケモノで引っ込み思案のじぶん的に評価できる。ちなみにじぶんの文章において「先生」というのは、特定である場合は多いけれども多数を指す一般名詞である。

都合上、最近のことから思い出す。今月初旬、右肩から背中、更に珍しく腕から肘にかけての痛みで辛抱できなくなっていた時に、たまたまそこにいらしたという理由でしばらくお世話になることになったトレーナーの先生よりお題をいただき、ルーチン日課に約20分。喫緊に自覚ある痛み以外の箇所で、ここ痛いでしょうとおっしゃるところが全部かなり痛いというドンピシャなご指摘だったので、基本人間不信のじぶんが、ちょっと信じてみようかしらという気になったのである。

前腿裏腿の硬さをご指摘いただき、椅子に座ってできるもろもろを教えていただいたので、テレビを見ながら麺棒状のローラーやらボールやらを用いてほぼ無意識状態で延々ゴリゴリ。いつもふわふわにしておきなさいと言われていたのに、「ふわ」の兆しもなく、今のところまだいわゆる「ガチガチ」である。どこまでやればいいんでしょうかと伺うと、「ああ楽になった」と思うまでとのこと。そういえば最近、電動ローラーにふくらはぎを乗せっぱなしにして20分ほど経過した頃にそういう瞬間があったっけと思い出す。あれだ。道のりは長い。

hiphopと名のつくクラスは山ほどあって、振付も素敵ですがじぶんには難しそうですねというわけで、正直なところ飛び込む時は玉砕を覚悟して臨むわけだけれども、振付少なく基礎練多いという方向性でここしばらくお世話になっている80分のクラスでは、アイソレーション、ステップに伴う重心移動等も含め延々と基礎練が続く。早めに歪みやクセの発見と矯正をして身体に無理のないシルエットを作っておきたいと思っているので、もうしばらくお世話になろうかというところ。肩甲骨や首が動かないせいで上半身アイソレに課題多し。足首硬いせいか踵を細かく動かすステップにも難あり。スタジオでは苦笑してごまかすも思い出してはテレビを横目で見ながら復習したりする。ああ、早くも昼過ぎだ。

長年(といってもまだ長くて数年だけれども)お世話になっている先生方にも、ぼんやりしていると、いい加減になさいとの眼差しで置いていかれるので、のんびりしてもいられない。なにしろ課題が多すぎる。上述のトレーナー先生によると「やりすぎ」とのことなので、まあそうなんでしょうけど、ダンスできるのもあと何年かわからないので、できるところまでは少し負荷をかけてやりたいのです、と心の中で言い訳をする。課題をいただいたことに感謝であり、おそらく来年も、何事もなければ、その方向性は継続する予定であります。

最近(あらためて)好きだったもろもろ。











2021/12/24

泳げるんだ

昨日の「今日のダーリン」の「お前は泳げるんだ!』という話、うんうんと頷きながら読んでました。
溺れている人に、お前は泳げるんだと声をかけてくれる人がいて、あ、そうか、じぶんは泳げるんだ、と、なぜか疑いもせず信じられたから沈まずに泳げた、ということがきっとあると思う。

「「見ていてくれる人がいるということ」、「人を信じるこころがじぶんにあること」。この2つのことが人をよく泳がせてくれるんでしょうね。じぶんのことは、ある意味じぶんが一番わからない。「泳げるんだっけ?」ぐらいまで疑っちゃうことさえある。泳げるんですよね、ぼくも、あなたもね。」と糸井さんは書かれていて、読みながら、最近のもろもろのことや、いただいた言葉を思い出した。

沈みそうな時に限って、タイムリーに言葉をかけてくださったり、こうやって泳ぐんだとお手本を見せてくださったり、下手くそだなあと言いながら見てくださっている方がいるので、以前に比べて沈んで浪費する時間は減ったと思う。
しあわせだなあ、と先生の踊りを見ながら、そう思う。

2021/11/30

3日

先週後半から嫌な感じの腰の違和感があって、レッスン待ちのフロアで聞くともなく聞こえてきた「11月は急に寒くなるから、ぎっくり腰が多いんだって」との会話が耳の奥に残る。生来の小心者に加えて肉離れの痛い記憶が頻繁にフラッシュバックされ、少々セーブモードに入ってしまう。週末はなんとか乗り越えたものの週初に入り力尽き、仕事を終えると自室に篭り、狭いユニットバスで湯治に励む。

怪我や病気を乗り越えて復活するスポーツ選手の話を聞くことがあるけれども、痛みは身体だけでなく精神にも確実に影響をきたすわけで、そのメンタルの急降下から、また浮上してくる、または以前よりも強くなって戻ってくる方々には心底リスペクトである。じぶんにはそんな強靭なメンタルはないので、せめてストレッチをしながら「ハイキュー!!」の録画を見直してメンタルを立て直している最中である。名言が多いのでボイスメモに録音する始末。

「どんな勝負したって負ければ悔しいに決まってる。極端に言ったら、大して練習真面目にやってないヤツだって、試合に負けたら悔しいんだよ。悔しいって感情は誰だって本物なんだと思う。その悔しさ、3日で忘れるヤツは弱いままだからな。高校の3年間なんて、もたもたしてたらあっという間に終わっちゃうからな。今の悔しさ、忘れるなよ」

おそらく1年ほど前に「1年後に出来るようになりたい」と思ったとあることをすっかり忘れていた、と思い出す機会があった。こちとら高校生ではないので、ハイキューの登場人物達より更に時間がない。湯治&ストレッチの成果か、腰も復旧しつつある。いつまでも弱いままではいられない。

2021/11/22

カレンダー

カレンダーの最後のページをめくってみたらサプライズ。18日が土曜に2回来る。
巻末に隠れていたシールの使い途が今ひとつわからなくて(下手なところに貼ると日付が隠れる)遊んでみたりする。
来年のカレンダーは少し大きめにしてみました。特に関係ないけど、かかりつけの先生の栄養とるべしコメントを添えて。

最近よかった整体系動画。


2021/11/18

ライオン

最近、眠るためにはなんでもするようになっている。可能な場合は早く床につくのだが、夜中の2時頃になるとお目目ぱっちりとなる。眠れる音楽も次第に効果が薄くなってきたので、最近は、かわりに、眠れる朗読を枕元で流すことにしていた。

何本か聞いたというか、聞きながら眠ることに成功して、意を得たりと徒然に流しているうちに、いつの間にか向田邦子が流れていた。朝起きてみたら途中まで流れていたので、止めたのである。眠る盃。好きな本だ。岸田今日子さん、好きな声だ。さて今日はこれを聞きながら眠れるかな、と思いながらかけてみたところ、意に反して、つい真剣に聴いてしまって今に至る。

後半、ライオンの話が出てくるのだが、当時の向田さんは、遡ること20年ほど前、電車の車窓から外を眺めていて、中野あたりの家の部屋の中に男性とライオンが一緒にいるのを見た。夢幻を見たのではないかと思いつつも、一方では、やはり事実で、実はライオンを飼っていましたという連絡をくれる人がいないかと待つともなく待っていた、そういう話を雑誌に書いたところ、飼っていましたという連絡を本当にもらった。そしてご縁があって飼い主さんとお酒を飲みながら当時を語る機会を得たという、そんな話である。

向田さんの話はまだ続いていて、中野と思ったその場所は実際は御苑のあたりで、雌ライオンだったはずなのに記憶の中でライオンはたてがみを生やしていた、その他記憶は微妙に事実とは異なっていて、変質していたと。だから、いつか年老いて記憶もおぼろげになったら、誇らしげに誰かに語るに違いない、私はライオンとお酒を飲んだのよと。

いや最近、なんだか元気が出なかったのだけれども、この話を聞いて、というか、昔読んだはずなのに全然記憶になかったこの話を再度聞いて、少し元気が出たのである。世の中には中野でライオンに会える人がいるんだから、じぶんもまだ、何かとんでもないものに会えるかもしれない。いや実はもうすでに会っていて、夢幻かと思いきや、そうでもなかったりするかもしれない。そしていつか、いいように記憶を書き換えて、話している本人だけはとてつもなく幸せな法螺話のできるおばあちゃんになれるかもしれない。酔っ払いながら、そんなことを考えてました。向田さんは我が永遠の憧れのひとであります。



2021/11/11

今週のこと

火曜。左膝の違和感が気になるので、無理しない無理しないと呟いて珍しく家にいる。せっかく空いた時間で、母上の御顔を拝みに行く。蛍光灯が切れたとおっしゃるので取り替え、ヒーターが壊れたとおっしゃるので2台目のヒーターを出してくる。ごくたまにではあるけれども、じぶんの存在意義を幾許か確認できて良い心持ちになる。

木曜。ここしばらく左耳の奥がゴリゴリいっている。そのうち治るかと思いきやしつこいので、ゴリゴリの元凶を取り除いてもらいに耳鼻科に行く。耳の中を見せてもらう。あったあった。冬の乾燥に加えてイヤホンが元凶を奥に押し込んでしまっており、よろしくないとのこと。しないのが一番だけど、骨伝導にしたらと言われる。いくつか探してみるが、音切れがどうのとのコメントで今ひとつその気にならず。骨伝導ではないけれど耳に挿入しない耳掛けタイプをポチして明日届く予定。

喉の中もカメラで見せてもらう。よろしくない。アレルギー鼻炎で口呼吸になってますねとのこと。子供の時分から鼻づまりが常態となっているため、春に顕著なスギヒノキ花粉症以外の時期の違和感はあまり本人に自覚がない。吸入と漢方薬と点鼻でたいそう鼻呼吸が楽になり、少し生きていくことがラクになり、よろこぶ。

最近好きだったもろもろ。


先生が踊ってくださるのが、不肖の生徒にはなによりの心の栄養であります。

2021/11/07

電動フォームローラー

検証続報。再現性ほぼあり。ただ昨日ほどでもない。

思い出したのだが、昨日は最後の20分ほど、長座前屈した状態で電動フォームローラーにふくらはぎを乗っけてほぼお休みしていたのだった。

ふくらはぎに痛いところがない「ふわふわ」の状態にして終わりにしたのだけれども、考えてみるとあれが血流を促して超復活状態になったとしてもおかしくない。

今日は電動ローラーがなかったので、そこまで回復しなかったのかもしれず。

おそるべし電動ローラー。

マンションの自室だとちょっと近所迷惑なので、やっぱりジムでするのがよかろ、と思う。

2021/11/06

tipping point?

珍しく夜に空き時間ができたので、ジムのストレッチエリアでダラダラとストレッチ。

冬が近づいてきた。約2年前となった肉離れの痛い痛い教訓を思い出し、本格的に身体を動かす前に念入りにストレッチするのは当然として、終了後や就寝前のストレッチにもう少し力を入れるべきだろうと寝る前にリマインダーが出るようにした。

すいません、今日はできませんとポチして終わることもあるが、リマインドされると3回に1回ぐらいはすることもある。やらないよりはマシだろう。

ただ、意外と家で長時間ストレッチができないのは、そのまま眠くなってベッドに直行し、結果的に短時間で終了してしまうせいもある。じぶんの場合、外のほうが長時間できる。

夕方レッスンが終わってから1時間ほど、そうしてダラダラしていたのだけれども、ちょうど1時間経過したころ、今まで経験したことのないほど身体が軽くなった。けっこうな長時間レッスンに出た後とは思えない、いまだ未経験の軽さ。なんだこれ。単にストレッチしていただけなんだけれど。理由がわからなくて帰路電車に揺られながら考えるともなく考える。ある程度の時間をかけると臨界点を迎えて、整体に行ったわけでもなく、たかが自分でするストレッチでこんなに体が軽くなることがあるんだろうか。たまたまかもしれないが(きっとそうだろう)。ともあれ再現性があるか今日と同じメニューでしばらく検証してみようと思いたつ。忘れないようにここに記録しておくことにする。

2021/11/02

修行

思い返せば去年の12月が初回なので、そろそろ1年というところ。さっぱり上達しないんだけれども、先生のこの動きを習得したいなぁ、なんとかならないもんかなぁと、まだ諦めきれず、お邪魔しております。

いつもはリズム取り主体のことが多いのですが、「今日は調子いい」とのことで、この回は長めの、半分以上割と短時間でその場で出来上がった振付。本当はその間練習してなければいけないんですが、最終的に振付にならなかった、いやそれは先生にしかできないでしょう、な動きを眺めているのも面白かったりします。

みなさん覚えが早くて、ひとりで苦戦しているのが、かなり笑えます。いやはや修行なり。ま、本人はこれでもけっこう楽しんでるんです。昔はできないと無闇に落ち込んでいたんですが、できなくて悔しかったけど楽しかった、という境地が開けてから、良いのか悪いのか分かりませんが玉砕してもケロッとしてまた地道な練習に戻ったり冒険に出られるようになりました。

そのうち某リーグが始まればレッスンのご縁も減るだろうから今のうち、と最近せっせと通ってました。遠くから応援しております。



なんでこういうきっぱり別系統の踊りが好きなのか自分でもよく分かりませんが、好きなので仕方ありません。こちらも修行中です。


最近の動画がないので貼ってませんが、他にもいつもたくさんお世話になっている先生方がいらっしゃるわけです。どの先生も全然似てないです。

いろんな先生が好きなじぶんを許していただけると信じて、それぞれの先生から学びたいことを学ばせていただいて、もちろん生徒側からは想定していた以上の、想定外の学びがあるわけで、それはそれでラッキーと思い、多方面からの異種相乗効果という、生徒なりの浅知恵ですが、そういう成長戦略を敢えて採用しています。

2021/10/31

心の声で

珍しく目を皿のようにして真剣にテレビ画面を見つめていた。小三治さんをしのんでと題された録画2件。

不勉強ではずかしながら、落語を生で聞いたのは数回だけで、うち師匠を生で聞いたのは2回だけ。でも誰が好きかと聞かれたら、自信をもって小三治師匠!と答えると思う。

ちょうど前職を退職することにして、それなりに長い夏休みをとっていたのが4年前、ふらりと池袋演芸場に足を向けた。

せっかく暇なのだからとほぼ日手帳をちゃんとつけていて、8月8日に青菜を、9日に千早ふるを聞いたと貼り付けた番組表に手書きしてある。初日の青菜がとても好きだったので、翌日も通ったのである。

録画の話に戻ると、林家正蔵さんと小三治さんとの対談が面白くて、というか、涙なしには見られない「お小言頂戴」対談だった。

どうしたらもっと落語がうまくなるでしょうか、という問いに、うまくなろうと思わないことです。キミうまくやろうとしてるねいつも。もっと下手でいいの。普通の声でいいの。じぶんの声でやんなさい。じぶんの心の声でやんなさい、とお答えになった。

なんだか、どこかで聞いたフレーズだと思ったら、最近先生に言われたことに似ていた。与えられたものをそのままやったらだめ。ただ単に出されたものをそのままやるんじゃなくて、いかに美味しく、じぶんの味付けができるか、もっと考えること。

そんなことを思い出しながら、いろいろ見たり聞いたりしています。

青菜
千早ふる
たまたま聞いていたら、後半、青菜の話が出てきたからこちらも。



2021/10/25

ほくほく

昔より音楽が好きになった気がする。踊ることでもっと音楽を愛せるとしたら、じぶんの人生は豊かになったといってもいいだろう。でもって、そういうことは先生たちに出会わなかったら知ることができなかったと思う。

最近好きな曲。


特にその曲を習ってなくても、スタジオに流れていたいい曲をshazamで拾ってこれたりすると、それだけで行った甲斐があったwとほくほくしたり。
そんなこんなで、わりとしあわせだったりします。


2021/10/17

眠れない

しばらく横になっていてもさっぱり眠れないので色んなことをしてみる。

睡眠用BGM、いくつか試したけれど不発。

クールダウンが不十分かと思いたち、ボールやらポールやらでコロコロしたりしてみるもお目目ぱっちり。

糸井さんが昨夜ドキュメンタリー映画をご覧になって、途中で一度お休みになったと書かれてあったからもしや眠気がさすのではと思って、かの作品を眺めてみたけれども今のところその気配もなし。もちろんその他動画もたくさんみた。

お腹がすいてきたからヨーグルトでも食べてみようかと青汁粉末を入れて食してみたら余計空腹感が募ってきた。もう5時だ。朝食をいただいてもよかろうと冷凍食品をチンしているところ。満腹になったら眠れるかしら。

奇しくも今月はこちらの曲を習っておりますが。眠れない日の翌日はよく眠れることになっているので、まあいいんだけど。





2021/10/02

背中

台風もあって大人しく在宅していた昨夜と、今夜、先だって録画したBSのプレミアムシアターをじっくり眺めておりました。この番組はたまにコンテ作品を流してくれることが判明したので、この頃は全部録画しておくことにしたのです。

PLAYLIST#1のほうは、実は上の動画には収録されてないのだけれど、上半身裸体の女性ダンサーさまの背中のムーブメントがしばらく映っている作品があリまして。背骨と肩甲骨の動きがすばらしくお美しいので、背中フェチのワタクシとしましては何度も拝見してたいそうお気に入りとなったところであります。こちらにも貼っておこうと思ったのですが、やっぱり背中メインとはいえ裸体なせいか、残念ながら発見できませんでした。

あまり関係ありませんが、どうも背中や首まわりが張っていると、お酒など飲んでみても眠れないことが判明したので、ローラーで入念にコロコロして眠りにつこうとしているところです。

おやすみなさい。


2021/09/27

さいきんのもろもろ

最近の(ダンス以外の)趣味はインテリアまたは模様替えです。これ↓系のすてきに整頓されたお部屋動画を見ては、オススメ家具や雑貨をチェックするのが日課となりました。そのうちルームツアー動画なんか出せるようになるのが夢(のまた夢)。

フロアライトがひとつほしいと思っているところです。DRAW A LINEがいいなあ、と思ったのですが、我が家のライトを置きたいエリアの天井が低くて突っ張り棒が長すぎる。泣く泣く断念。

ハイキューが一回りしてしまったので、黒子のバスケに移行したところですが、登場人物が天才揃いすぎて参考にならない。今頃気づきましたが、アニメの声優さんたちって、やっぱり耳障りのいい声の方たちなので、ただ流しているだけでも癒されます。ほぼBGMと化しています。

BGMといえば、最近の睡眠用BGM。よく眠れます。

おやすみなさい。



2021/09/25

ところで

「ハイキュー!!」は見るたびに別の登場人物の名言が沁みるのです。今回は田中龍之介くんであります。

ところで平凡な俺よ、下を向いているヒマはあるのか。

落ちた後は上がる以外に道はなし。

できるまでやれば、できる。

最近好きだった曲。




2021/09/20

複雑化

先週の後半からちょっと考えていることがあって、その時に目にしたのが内田先生のブログに掲載されていた「複雑化の教育論」まえがきの文章でした。

「複雑化しよう」と自己決定して、自己努力の成果として変わったわけじゃないんです。量的な変化なら自己決定・自己努力で達成できます。体重を増やそうとか、声を大きくしようとか、俊敏に動こうというようなことならある程度までは自分で統御できます。でも、「複雑になる」というプロセスは統御できません。単細胞生物が多細胞生物になるようなものだからです。単細胞生物がより複雑な生き物になる時に、あらかじめ「下絵」を書いたり、工程管理をしたりすることができません。だって、多細胞生物がどんなものか知らないんですから。
それと同じです。子どもがより複雑な生き物になるというプロセスがどういうものかは、なってみないと分からない。気がついたら、複雑になっていた。
 それはさまざまな「行(ぎょう)」の構造とよく似ています。宗教的なものであれ、武道的なものであれ、あるいは芸事の修業であれ、「行」というのは「前に進む」ということだけがわかっていて、いつ・どこにたどりつくことになるのかは分かりません。「行」の場合には「先達」がいますので、ただその背中についてゆくです。どこに向かっていて、いま全行程のどの辺まで来たのか、その行程を走破するとどういうことが起きるのか、そういうことを先達は何も教えてくれません。言ってもしょうがないからです。仮に目的地はどこかを言葉で言ってみても、その語は修業者の手持ちの語彙にはないからです。だから、たとえ聴いても意味がわからない。
 武道の修業もそうです。それまで自分の身体にそんな部位があるとは知らなかった部位を操作できるようになり、そんな動きができると思ってもいなかった動きができるようになった後に、これまで自分が稽古してきたことの意味がはじめてわかる。
 行の意味は事後的にしか開示されません。だから事前に「この行の目的はね...」というふうに説明をすることができない。

「その語は修行者の手持ちの語彙にはないからです」ああ、これだと思いました。言葉として存在しても、自分に引き当ててみたときにさっぱり意味がわからない。そういう言葉について考えていたせいで、ひとしお身にしみました。
いやぁこれはこの本買わないといけない、と思ったんですが、アマゾンでは出てこなかった。そこでまあ仕方ないと、またはそういう気分だったからかもわかりませんが、同じく内田先生の「先生はえらい」をポチりまして、今ほどKindleで読み終えたところ。序盤のこの文章に出会ったところで既にハラハラと落涙いたしました。

「もう一度申し上げましょう。学ぶというのは有用な技術や知識を教えてもらうことではありません。
だって、シューマッハにアクセルワークを習ったときに、あなたは彼が何を言っているかぜんぜんわからなかったはずだからです。言ってることが、むずかしすぎて。何を言っているのか、ぜんぜんわからなかったにもかかわらず、というか、何をいっているのかぜんぜんわからなかったがゆえに、あなたは彼から本質的なことを学ぶことができたのです。
私は上で、プロの人なら言うことは決まっていると書きました。それは、「技術に完成はない」と「完璧を逸する仕方において創造性はある」です。この二つが「学ぶ」ということの核心にある事実です。」内田樹. 先生はえらい (Japanese Edition) (Kindle の位置No.285-289). Kindle 版. 

コピー字数制限にひっかかりまして、これ以上引用できませんでしたが、先生による先生賛歌ともいうべき本書はぜひご一読いただきたい一冊です。
面と向かっては言えませんけど、やっぱり先生はえらい、としみじみと思いを巡らせる今日この頃でありました。

2021/09/07

店じまい

出る出ると言われるとその気になるもので、そろそろ発熱の予感がする。2回目のワクチンが今朝で、帰り道に解熱剤も買ってきた。不器用で心配性だが(だからと言うべきか)段取りだけは割とよいのである。1回目と同じ左腕にしてもらったんだけど、1回目より腕は上がる気がする。これはラッキー。頭のほうは、ぼんやりしてきた。アイスを食べて、店じまいしよう。

寝る前に、ぼのぼのを見る。微妙に深いんだなこれが。




2021/08/28

翌日

あの場所に行ってみたのだけれど、当然ながらあのオレンジの靴は、もうないのである。

人間の頭というのはものごとに意味を与えたがるものだというけれども、数通りのストーリーを考えた。いちばん現実的な落としどころとしては、こんな感じ。

オレンジ靴の主は可愛いおばあちゃんで、ひょんなことからご趣味に麻雀を始められたのだけれども、雀荘に行くには抵抗があるので、クリーンな麻雀店をセレクトされた。おばあちゃんを案じるリッチなご家族が送迎ハイヤーをあてがってくれている。なにしろ上品なお家柄なので、通常、車内は土足厳禁とおばあちゃんは思っているので、いつもの習慣でご丁寧に車外で靴をお脱ぎになってバンのステップを上がったのだけれども、運転手さんのほうは、まさかおばあちゃんが靴を脱いだなんて思わないから靴を置き去りにして出発した。

おばあちゃんは、ご自宅で車を降りようとしたところで靴を置き忘れてきたことに気がついて、ご家族がくだんの店に電話をかけ無事オレンジ靴は回収され、無事持ち主の元に戻ったのである。

ハイヤーでなくて、宇宙船とかに異星人に拉致されたとかでもいいのだけれども、やっぱり土足厳禁の宇宙船なのか、とか土足厳禁から離れきれない。もっと突飛なストーリーを思いつけないところが、いかにも凡才である。


ガラにもなく、いずれそのうちクラブに行って踊るのだ!などと息巻いているのを哀れに思し召したのか、先生方がクラブ系のにぎやかしい曲で振付を作ってくださった。ただの偶然かもしれないけど、まあなんというか、素直に楽しく踊ってまいりました。



一応本人なりにも対策を考えまして、無闇と落ち込むのはやっぱり冒険が足りないせいだと、冒険もしてきました。できもしないくせに細かい振付を好む傾向があり、予想通り全然できなかったけど曲が好きだったから楽しかった。また行きたいな。

地上を夢見る魚 - I Don't Like Mondays


じぶんにきれいにできるかは別として、本来の音楽の好みからいくと、ど真ん中の曲。聴く以外に音楽の楽しみかたがあったなんてこと数年前は知らなかった。

アーカイブス6


2021/08/23

賃貸の自室マンションは幹線道路に面している。その道沿いのマンションたちを少し過ぎたところで折れて、高架下を通ると最寄駅に行くのに近道だ。

高架下なので、金網で仕切られた駐車場とか使途不明の狭い土地、階段通路などしかない殺風景な場所なのだけれども、ここにはよく靴が落ちている。

子供用の靴ならば、ああ自転車に乗っている時に脱げて落ちたのだろう、などと想像して納得するのだが、ここで見かけるのは決まって大人用の、多くは男性ものの黒い靴で、時には片方が金網に挟んであったり、低めのコンクリの塀の上に乗っていたりする。

今日は、高架下の手前にある、うろ覚えながら確かクリーンな麻雀の店とかと書かれた店先から数メートル離れたところに、オレンジ色のローファーが店に向かってキチンと揃えて置かれていた。

店内に入るのに靴を脱いで入ったとも思えない。換気でもしていたのか、扉が開いていた時に見た店内は確か椅子席で、脱ぐのは不自然だし、たとえ脱いだにしても数メートルは靴下か裸足で歩かなければ店に入れない。そもそも店外に靴を置きっぱなしにするのも妙だ。

よく屋上から飛び降りる人が靴を揃えて覚悟するシーンがあるけれども、あんな感じで、そのオレンジの靴はえらく丁寧に端然と整列していて、でもそのつま先の向かっている先は、麻雀の店なのである。

夕方見かけたそれは、オレンジのその色も相俟ってか今でも思い出せるほど鮮烈で、不自然で異様なのだけれども、きっと理由を聞いたら、なーんだ、そんなことだったのか、と思うに違いない。

きっと、こんがらがって意味不明で気持ちの悪いことの本当の理由は、意外と理路整然とシンプルだったりするものだろうと思う。そんなものだろう。けど、気持ち悪いものは悪い、ただそれだけのこと。

2021/08/17

昨日今日

 好きだったもろもろ。

 

気持ちの夏バテにもTKG。

2021/08/16

つかみたい光に

結局のところ踊りというのは他人に見られる前提で存在するものだから、他人に見せる意識って、どういうことなんだろうと最近考えていた。

スタジオで誰か(先生か生徒さん)に見られている状態になることはあるけれども、やはり自覚的には、極力見られていることを意識しないようにしようという気持ちしかない。

じぶんの場合、特に指定がない場合、曲が始まる前、やや上方の虚空を見るような眼差しになるのは、地面に近いところにいる人の顔を見ないため、そこに人がいることを忘れるためである。たぶんそんなことを思っていてはいけないんだろうけれども、それ以外の選択肢がいまのじぶんにはない。

関係あるかないか分からないけど、向かい合わせで腰掛けている車内などでも、携帯なり何なりを見る用事がなければ、向かいの人と顔を合わせないために斜め上をむく。時々、正面の方が自分の視線の先の窓外を振り返るようにして見ることがある。ええ、そこにはなにもないんです。たいがい空があるだけです。

ともあれ是非ともじぶんを見てくださいというようなメンタルに至らないのは上がり症なのが主な原因だと思っていたけれども、今日ふと目にした文章で、あ、と思うことがあった。

自分が感動するからこそ人も感動するはずだ。

なるほど。やってる本人が俺素晴らしいパフォーマンス準備してきたわと少しも思ってなかったらやはり他人を感動させることなんてできないだろう。個人的状況に引き当ててみれば、準備万端でレッスンに臨めることなんてないし、これで出来上がったと思えたことなんて一度もないから、それで他人に見せたいと思わないのかもしれない。一理あると思う。

他方、踊ってる間は何も考えてなくて夕飯カレー食べたいとか考えてると聞いたこともあるような気がする。

いろんなタイプがあるんだろうな、と思いながら、きっと何か良いこと言ってそうな気がして検索窓に彼の方のお名前を叩いてみた。

羽生結弦 | フィギュアスケート

直接の答ではなかったけれど、結果的に、そこにはじぶんのための言葉があった。

いろんなことが無駄に思えるような時もあるけれど、内的要因でどういう風に調子が悪くなっていくのか、そして、そのうち良くなっていくのかも、もう少し後に、きっとじぶんにもわかるだろう、やっぱり好きだから。そう思った。

2021/08/15

最近

 最近好きだったもろもろ。


2021/08/14

Groove

けっこう前から漠然と感じていて、こちらを見てから更に確信を得て、hiphop系のレッスンの割合を少し増やしたのである。それなりの高齢になっても、それなりに見えるのって、やっぱりこういう、なんていうんでしょうか、groove系の踊りなんじゃないかと思うし、なにしろ理屈抜きで楽しそうだからである。

昨日久しぶりにお目にかかった先生が長めに語られていた中に、一度好きな系統の曲のかかる日にクラブに行って踊ってきなさいとのご指導もあったので、コロナ禍が一段落したら勇気を出して、一度そういうところに行ってみよかしらと楽しみにしている。

別に、ちゃんと作られた振付がある踊りが嫌いなわけではなく、むしろ好きで。時間も体力も予算も有限だし今は特にこんな状況なので、刺激を求めて冒険、とかに出たりもしていなくて、ほんとに振付が好きな先生にしか教わってないわけなんですが、たまには曲に合わせて思いのままに身体を動かす時間を作るのも精神衛生上よろしいんじゃないかと思ったりする。だいいち疲れないし。

もうとても若いとは言い難いじぶんの体力の限界って、壊れる前にどうやって見極めをつけるべきものなんだろうかと特にこの今日の日にひしひしと思いつつ、なんとなくまた録画したベイビーステップを眺めたりしている。戦略分析と心理分析がこれだけ細かいアニメって今まで見たことがなくて面白い。原作漫画を読むべきか、はて。

2021/08/07

ミステイク2

右手首捻挫の本格化。素麺を茹でる鍋が持てない。

糸井さんが左手歯磨きに戻られたとのことで力を得て、自分も利き手を左手に変えるべく、再び努力する決意をする。まずは仕事中PCに向かう姿勢の問題で、右手首にかかりすぎの重心を分散させる為に整体の先生にも勧められていたけど、あまりのもどかしさに挫折していた左手マウスから。

2021/08/06

ミステイク

宅配スーパーさんにいつものように玄関に買い物袋を置いていただいて、お帰りになる足音を聞きながら、ああ取りに行かないと氷とアイスが溶けるなあ、と思いながら仕事のメールを打っていた。もう1通送ってからでいいか、と思っていたら、そのままかなりの時間が経過して、あ、と気がついた。

2kgの氷が気温30℃超の所に放置されて水になるまで何分かかるんだろうか。所々個体が見えるものの見事に溶けて袋の中の水になっていた「もと氷」とアイスは即冷凍庫に入れて、いまやちゃんと氷とアイスに戻っているのだけれども、袋の中の氷が全部繋がって、およそ平たくなって固まっている。ゴンゴン、と叩いて割って、やっとマグカップに入る大きさになったのが一つ。あとは叩けども割れる気配もないぐらい分厚い氷になってしまった。もう一度溶かして製氷皿に入れ直すべきか。本日のミステイク。

2021/07/30

背中と腕

なにしろ背中が痛いわけです。いつも通っている整体の先生に背中痛を訴えて、いろいろ施術していただいてよくなったんですが、しばらく机に向かっていたらまた痛くなってきた。昔はこういう感じで腰が痛かったんですが、今は背中です。運動している間は痛くないのですが、止まってしばらくしたら、ああ痛いとぶり返す。寝る前に痛いなあと思って寝て、起きたらまた痛いのが長らく続いています。

夜、少し時間ができたので、散歩に出ました。みなさん走っていらっしゃるのを見ると、走ろうかなあとも思うのですが、足をひねったり膝痛悪化も怖いので、結局、背中痛を癒す方法がないかなぁとボンヤリ考えながら、トボトボ歩いていました。

いや、やっぱりここは競歩みたいに手を振らないと背中は動かないよな、と思いついて手を振り始めたら、当初目標であった競歩よりも、なんだかラテンみたいな手足になってきた。見事にゴリゴリ肩を鳴らしつつ、前回しより後ろ回しの方が背中が動くなあなどと思いつつ。ラテンはちょっと苦手意識があってやらないんですけれども、ラテン歩き、あれ、なんて言うんだっけ、と思いながら、人目のないのを幸い、小一時間ほどラテンもどき歩きをして帰宅。これで意外に背中がほぐれました。

さて、ラテン歩きの正式名称はなんだっけと思っていたら、こちらにたどり着きました。なるほどなるほどと思うこと多々あり。ボディとアーム(肩、肩甲骨から腕)をリンクさせるには一歩一歩肩甲骨をかかとに下ろすイメージで、と言うあたり、今日小一時間、素人ながら試みていたことの正しい方法論はこれなのかしらと思ったりして喜んでおりました。

じぶんは理論で納得して動くタイプなので、知識を仕入れることも大切にしたいと思います。



2021/07/24

無意識

スポーツアニメモードがまだ続いている。記憶にある回もあるから、ながら見の2周目かなと思うけれど、ベイビーステップを飽きもせず眺めていたら、なかなかいいことを言っていた。

新任のコーチが全国大会優勝を目指して練習練習と焦る丸尾君に1日か2日練習を休んで好きなことをさせた後、意識または理性ではなく、無意識または本能的に求める、簡単に言えばやりたい練習からすることを勧めるというエピソードで、理性と本能と叩けば動画も出てくる。無意識で好むことを利用して、嫌いだけれどもやらなければならないことを含む練習やトレーニング全体のクオリティの底上げもできるし、好きなことからすれば疲れないという事例または一つの提案だろうと素人的に理解した。

冒頭はなっちゃんとのデートの場面で、まあどうでもいいので10分過ぎあたりからのごく数分が上記の本題で、好きなことだけしていては練習にならないとの注釈もある。念のため。

マイペースだ淡白だと言われても、じぶんはじぶんの限界値を知る努力をして改善していければいいんじゃないかなと思っていて、他人との比較で得るものがない限りは意識的に自制することにしている。わりと理詰めでプランを決めがちだけれども、たまには好きな練習からするのも一つの方法だなと。

最近好きだった曲。確かに好みの曲で踊ると疲れないなと思う。ハングルの曲は歌詞ノーチェック。声が心地よかった。



2021/07/19

呼吸

レッスン動画を見るのが本当に好きで。なぜ好きかというと、一般的な構成として、同じ振り付けについて、上手な人とかグループの踊りが何回か繰り返し流れることが多いからである。振り付けは同じなのに、踊り手さんによって、こうも味わいが異なるのは何故なんだろうか。振付師さん本人が踊っているか、または先生に選ばれている方たちだけあって、それぞれにたいそうお上手で、下手クソな人なんて一人もいない。けれども、上手だなと思うだけの人もいるし、何か響くものがあって何回も繰り返し見ることになったりする、その違いはなんなんだろう、とぼんやり考えながら眺めている。

そんな中で、その答えの一部がおりてきた。

動作はその前動作ないし予備動作から始まる。

つまりアップであればその前のダウンから始まる。初めて聞いた話ではないけれど、それほど深く受け止めていたわけでもなかった。んだけれども、二日続けて別の先生から趣旨としては同じ話を聞いたので、ここは流すなというお告げであろう、と思って備忘のために記しておくことにした。同じといっても言葉遣いはそれぞれ少しずつ特徴があった。前動作とはすなわち呼吸、という表現と、前動作がその人のflavor、という言い方で、それぞれ深く納得した。

納得するのと、だからできるかというのとは天地雲泥の差がある。そもそも前肩巻き肩で普段から息が止まりがちな自分が、踊っている間にどう呼吸してるかを意識すること、ましてその呼吸をどう変えるべきかなんて、けっこうな難題である。フレーバーに至っては、それこそ言葉にならない。でも以降、人(自分自身を含め)の踊りを見る目が少し変化した。

新しいことを次々習うよりも、習熟すること、精度を上げることを目下のテーマにしている。先生に恵まれている自覚はあるんだけれども、じぶんて結構ラッキーだ、とあらためて。

2021/07/13

最近

糸井さんが踊りはいいぞと書いてくださった。わーい、と思いつつ。

とはいえ、あまり特筆すべきこともないので、最近好きだった動画を貼ることにします。マイナーものばかり好む傾向のじぶんにしては、珍しくメジャーどころ多し。

2番さん(写真)と3番さんが好きです。いずれきっとコピーしたる、と決意。


マイケル好きの先生に習ってる影響かはわかりませんが、こちらも好きでした(たぶん期間限定リンク)。

D .LEAGUE プロダンスリーグ【D.LEAGUE】/ SEGA SAMMY LUX 第一生命 D.LEAGUE 20-21 ROUND.12


お目にかかったことないけど、レッスン動画を楽しみにしているこちらの先生、ほんとにすてき。

Riverbank


hiphop寄りになったりコンテジャズ寄りになったり、若干の波はありますが、相変わらずジャンル不問です。



2021/07/03

オオカミ

最近はハーブティーも水出しがあるんですね。うちのハーブティーは、ほぼCelestialですが、近所の某コーヒー屋で、コーヒーのついでにcool brewをお買い上げしてきました。この暑いのに、お湯沸かさなくていいのは、ああありがたや、ありがたやとこればかりいただいております。

で、お茶飲みながら見ているのは相変わらずアニメなんですが、最近のお気に入りは食戟のソーマ君でして。こちらに料理人の美作君というのが出てくるんだけれども、同じ環境(厨房)で数日間イメージトレーニングすることで対象の料理人の仕草から鍋の振り方、もちろん料理の味までパーフェクトトレースできるという強者。このトレースの才能いただきたい、と垂涎の眼差しで眺めております。なにしろ、ダンスの先生のコピーとか、たとえ動画コマ送りで何度も繰り返し見たって、なかなかできるもんじゃない。

さて昨夜はこちらを見て号泣しておりました。


オオカミを何の抽象だと思うか、または思わないかは人それぞれだけど、じぶんもたぶんオオカミ混じってるんで、他人事と思えない。

2021/06/22

ぜんぶレモンのせい

鬱陶しくて何もかもレモン味を選んでしまう今日この頃です。

近頃はコーヒーにもレモン味があるんですね。コーヒーとレモンなんて合うのかな、と思いきや、意外と美味しい。クセになりそう。

じぶんは何事も失う時になってその有難さにひとしお感じ入る呑気者、または間抜けなヤツですが、朝、起きたての頃には普段どおりだったのだけれど、しばらくして蛇口をひねったところ、水が出なかった。その場で10秒ほどフリーズしてから、ああそういえば掲示板に断水なんとやらと書いてあった、と思い至る。買い物がてら近所のコンビニで用を足したりしつつ数時間後、蛇口からとうとうと流れる水を眺めてうっとりする。水って美しい。

お別れというのは、だいたいにおいて突然やってくるわけで。遠巻きに眺めているうちに突然その時が来たら、こんなことなら勇気を出してお近づきになっておけばよかったと不甲斐ないし、かといって近づきすぎてご気分を害しても不本意なわけで、この歳になっても他人様との距離のはかり方というものに熟達できない。でも、どちらに転んだとしても、こんな世界の片隅で何がどう転んでかわからないけれどもご縁があったという事実だけは、なにものにもかえがたい。

そんなことを考えながらふと目にしたこちら。先生が最近レッスンに通っていらっしゃる先生だそうだから、それはもう素晴らしいに違いないけれども、思わず知らず落涙はらはら。

踊る事で取り戻す日

一人になりたくて踊ることもあるし、一人のつもりで実のところ誰かと一緒に踊っていることもある。こんなわだかまりの塊たるじぶんを時とともにさらさらと流してくれるソリューションは、踊ること、もしくは、たとえ一生叶わなくとも、こんなふうに踊れたらいいなと思うことしかないような気がしている。とりあえず現時点においては結局のところ、そこに帰着する。

2021/06/14

強い

何度目かの「風が強く吹いている」モードに入っております。

録画してあるにも関わらず、某CSチャンネルの放映時間たる夜中の2時になるとなぜか毎晩目覚めてしまい、せっかく起きたのだからとつい見てしまうので、再び安らかな眠りにつくために528Hzの熟睡安眠動画を手当たり次第に試している次第です。動画のタイトル通り5分で眠れるものばかりではありませんが、結果的に寝落ちはできているので、それなりの効果はあるのだろうと思います。

オンライントレーニング17期目の申込にあたり、身体の声を聞いて自己対話できる人になりたいと思います、と書いたのも記憶に新しいところです。そもそも疲れるのは嫌いな怠惰な性分ですから、トレーニングのしすぎで身体を壊す心配はないのですが、ダンスの練習のしすぎで壊す可能性は前歴もあり否定できない。ので、現時点で無理な形の繰り返し練習のしすぎ禁止、その分のエネルギーは我が身の可動域を広げるトレーニングに回しましょうと守りに入るあまり壁を越えられないループに陥っている感がありました。

なんでもかんでも身体が出来上がってから、と長期課題に落としてしまっては短期的に改善できるところも取りこぼしてしまうことになるので、結局そこでまた我が身と相談することになるのですが、上記の「風が」を見ていて思うのは、ゴールを箱根だけに絞ったハイジさんの慧眼だと思うわけです。そうせざるを得ない背景状況だったということもあるけれども。

例えば今年の、今季の、ゴールを選択的に絞り、その目的がブレないように日々の達成度とともに確認していくという作業を継続することは、仕事なら普通にやることだけれども、プライベートで実践するのはなかなか困難なことです。速さという指標がある走りとダンスはまた違うわけですが、いややっぱりそこをやっていかないといかん、と王子さんを見ながら思ったりします。


長距離選手に対する、一番の褒め言葉が何かわかるか」「速い、ですか? 」「いいや。『強い』だよ」(三浦しをん「風が強く吹いている」
こちらもけだし名言といえましょう。


2021/06/06

宇宙にぽつんと咲いている静かな理由

特段の理由はないけれど、だいたいNHKのニュースかケーブルテレビしか見ていないので、普段、通販商品広告以外のいわゆる企業のイメージCM的なものを見る機会がない(年始に箱根駅伝を見ている間ぐらいだ)ということに改めて気づいたんだけれども、大塚製薬のCMってなかなかいい。いずれも、振付を通じて先生方からご紹介いただきました。


野田さんという方(きっと有名な方なんでしょうけど、不勉強にて初見)のインタビューも、自然で静かな語り口が好きだった。まだここにはないんだけれども、何日後か何ヶ月後か何年後か、今ないものを生み出そうという、今日じゃない自分になりたいんだという意思、という言葉が光の尾を引いて目の前を過ぎていった。この投稿のタイトルは歌詞の引用ですが、歌詞も好きです。

諸般の事情で、いろいろと考えずにはいられないし、その諸般の事情とやらをここにつらつら書く気もないけれども、力及ばず今実現していない(実現していないどころかハイレベル過ぎて理解すらできていない場合もあるけど)希望なり理想なりを希求し続けること、その思いを持続させる力と方法について、考えています。


2021/05/28

一本

いったい何回見とんねん、とツッコミが入りそうですが、またまた「ハイキュー!!」ネタで失礼します。

1分過ぎ、スパイカーである日向くんが見せるナイスレシーブの瞬間から関係者回想シーン、超名場面だと思いますが、スペイン語字幕版しか見つからなかったので、こちらでどうぞ。

いやぁ泣きました。

日向くんのような運動神経もセンスも体力もないので、進んでるんだか退いてるんだか判然としないじぶんではありますが、とりあえず頭だけは使って、戦略と方法論はできる限り効率的に、気持ちは地道に100本乃至1000本中の「1本」掴みにいきたいと思います。



2021/05/25

レンジ様、来たる

電子レンジの調子が悪くなった、と最初に思ったのは去年の夏でした。

その後、持ち前の粘りづよさで騙し騙し使い続けたものの、先週に入り、1分をポチして10秒も持たず切れること連続数回となるに至り、漸くあきらめをつけて新レンジを購入しました。

リユースショップで買った先代は、思い返せば、少なくとも我が家で18年は長生きしてくれたわけですが、新品と引き換えに業者さんに引き取られていきました。長いことお世話になりました。

黒い冷蔵庫の上に置くので、黒が欲しかったんですが、毎週行く某所の向かいの某電気店にメジャーを持参し三度ほど日にちを変えてチェックしてみたものの、我が家の冷蔵庫サイズに合ったレンジは白しか見当たらず。ま、壁紙が白だから背景に溶け込むと考えれば、と、また持ち前のアバウトさでサクッと購入。いやぁ、いいですね。1回ポチすれば、レトルトご飯がちゃんと温まるって、うん、実に良い。すこぶる良い。レンジ様ありがとう、と極めて卑近な幸せに浸る今日この頃であります。いやまあ、幸せなんて所詮卑近か。


在宅で仕事を終えた後、気分転換に一度は外に出ることにしている。買い物など用事があるときはそれでいいし、ないときは散歩。はらりはらりと顔に落ちてくる雨粒を感じながら、未だ家路につく気にもならず、ふらふらと歩き続けて公園のそばを通りかかる。仕事帰りとお見受けするスーツ姿のおじさまが向こうからやってきて、こちらに向かって手を振っていらっしゃる。

知り合いではなさそうだけど。よくよく視線の先を追ってみると、白い猫が尻尾を立ててトコトコおじさんに向かって駆けてくる。ちりりと鈴が鳴っていたような気がするけれども、空耳かもしれない。公園のベンチでおじさんと白猫さんは落ち合って、おじさんはニコニコしながら猫を撫で、猫のほうは、にゃあと鳴いて甘えている。それがいつまでも続く。おふたりの蜜月時間をお邪魔するのも悪いので、素知らぬ顔で通り過ぎた。なんだか素敵な光景だったので記録しておく。

ちなみに文体が変わるのは、日と気分が変わっているからであります。

最近パンダモードです。結構な高所から落ちても大丈夫な、あのまぁるい背中が羨ましい。



しばらく部屋の隅っこで忘れられてたフォームローラー、またはじめました。こちらの回、特に効果を感じます。



2021/05/14

光あれ

このところ夜のお楽しみは、録画の「ハイキュー!!」を見ることです。

読んだことはないけれど、たぶん漫画の原作も含めてこの作品の素晴らしいところの一つは、テレビでたまに試合を見るだけの素人にはよく分からない、バレーボールの戦略や分析が割合詳しくかつ分かりやすく描かれているところではないかと思うのです。こんなに考えてプレーしているのか、と我が身の何事かへの取り組みに照らしながら学びの多い作品です。同様の観点で、テニスを描いた「ベイビーステップ」も、なかなか気に入っています。

ところで、漫然と聞き流していた「ハイキュー!!烏野高校VS白鳥沢学園高校」のオープニングテーマの歌詞がとても良いことに気がつきました。

闇を滑走路に敬虔に己の道を駆けてゆく、君の今日の輝きが、迷えるわたしの明日を照らしています。

光あれ。

追伸:さすがベストエピソード。そうそう、「その瞬間」って、あるよね。



2021/05/03

バッタイ

いつも行くデパ地下のお店に大行列ができていたので、あまり食べたことないけど空いていたタイ料理のお惣菜店に足が向いた。
お惣菜がたくさん残っているのに空いてるのは問題だけど、あと3個ぐらいしかないから、そこそこ売れていると見た。
空腹で辛抱がきかなくなっているので、ここで決めてしまうことにした。

何かの上に具の乗った弁当様のパックの、具だけは見えるが下が見えない。
店員さんに、これなんですか、と聞いたところ、XXXXとおっしゃったんだけれども聞き取れず、え?と言ったら、確かに彼女は「チャーハンです」と言った、と思う。

そのチャーハンらしきものと、なますのようなものと、よくわからない透明な皮の中に具が入っているもの3つセットで安売りしていたので、まいっか、と買って帰宅。風呂からあがって、さて食そうと蓋を開けてみると、焼きそばである。
これはチャーハンではない。チャーハンではないぞ!

気を取り直して調べてみる。タイ料理でチャーハンはカオパットムーというのだそうだけれど、そんな長たらしい名前を彼女は呟いていなかった。多分あの時の口の動きは、焼きそばの意味のバッタイだったんだろうと思った。

発音からして、日本語の話せる外国人の店員さんだった。夕方でお疲れだったから単に間違えたのか、それともそもそもバッタイのことをチャーハンと記憶しているんだろうか、と妙に気になり始めた。

じぶんのようにチャーハンを食べようと思ったら焼きそばだった人が今後続出したらかわいそうではないか。店員さんに教えてあげるべきではないのか。
いや待て、焼きそばではなく、どうしてもチャーハンが食べたい人間で、デパ地下の食品売り場で買い物を済ます人間なんて世の中にそんなにいないだろうからクレームなんてでないだろうか。
いや、そもそもそんなにチャーハンが食べたかったのなら、パックを裏側から覗いて、具の下にご飯らしきものがあることを確認すべきではなかったのか。
そこまでチャーハンに対する執着がなかったということではないのか。そこまでチャーハン愛のないじぶんに、店員さんに怒りをぶつける資格があるのだろうか。

確かに、どうしてもチャーハンが食べたくてデパ地下に行ったわけではないのだ。お目当てのローストビーフの店が大行列だったから、他でもいいかと思ったのだった。

そんなわけで、今日の夕飯は、バッタイとパパイヤのサラダと蒸し春巻きでした。
ついでに、こういった日記らしき文章をちまちま綴ることは、無用な感情の揺れをおさめる効用もありますね。

ところで、こんなどうでもいい話に最後までお付き合いくださったあなたは、たいそう奇特で温厚な方でいらっしゃいますね。きっときっと、いいことがあると思います。

2021/05/02

天才

連休中、普段よりは自室で過ごす時間が多いので、また撮影会を再開。進歩だと思ったのは、自分が踊っている姿を見ても吐き気を催さなくなったこと。とりあえず、ああ相変わらず下手くそだなぁと苦笑い、または、なんだこりゃと時々腹を抱えて笑えるようになった。先ほど自撮り用三脚も届いた。

で、振付用の音楽がかかってない時は録画しておいたアニメを延々と流している。少し前までは夏目友人帳だったけど、現在のBGMは「ハイキュー!!」。狙ったわけではなかったけれど、もともと超楽観的とは言えない精神構造のじぶんには、こういった前向きスポ根ものはそれなりの好影響である。高校生バレーボール球児たちは、なかなか良いことを気づいて呟く。

検索してみたら出てきたので貼っておく。動画、上は「天才」についての名言。コメントの一番上にセリフ起こししてくれている人がいる。ありがとう。下はダイジェスト。




2021/04/18

だから今日も

土曜は、きびしい角度が美しい、を地でいく先生ばかり(お二人だけど)なので、日曜の朝がきつい。起きられない。精神衛生上、特段害のなさそうなアニメチャンネルをつけっぱなしにしてゴロゴロしている。

むかしは動いた日の翌日は腰が痛かったものだけれど、今朝は背中から肩甲骨、なぜか脇腹が痛い。ああ痛い。

整体の先生によると、上半身がかたくて衝撃を受け止めきれないから腰にくるんですよねとのことだったので、背中で止まるようになったのは改善の兆し、と良いように捉えることにする。

いてぇようと呟きながら、目では眼福。ひとしおなり。



折しもアニメチャンネルでは、箱根駅伝を描いた「風が強く吹いている」がかかっていて、凡庸な、または割合劣等生な選手が、めちゃ速い選手を見ながら、努力でなんでも叶うというのは傲慢ですね、とつぶやいている。その通りだ。同じ道を走っていても、それぞれのゴールがある、と続いた。ほんとだ。日本のアニメは本当に、なかなか捨てたもんじゃないなと思う。

そう、だから今日も。

2021/04/17

melt

溶けてるひとたち、すてきです。溶けかたにもいろんなタイプがございますが、いろいろと好きです。



かなり久しぶりに女性ダンサーさんのファンになりました。



相変わらずじゅりあんさま、だいすきです。

こちらの曲の溶けてしまったあたりも、けっこう好きです。
雨のパレード ame majeur boku hitori

せんせーlegitがんばってー。

SORA

新年度となりスケジュールが変わり、いろいろレッスン探してる生徒さんが多いみたいだけど、じぶんは今お世話になってる先生がたがかなり最適かつ最強のラインナップなので、今のところ新規に探したいという気持ちにはなってないです。ま、飽きっぽく惚れっぽいので、未来のことはわかりませんけれども、はい。

2021/04/06

on the other side

このところ連日眠れないので、あぁまた整体で頭部マッサージしてもらうのが良いのかな、、、と思いつつ、ついワインやら梅酒やら飲み過ぎて、ぐったりしている今朝でした。

しばらく飲み続けていた睡眠導入剤は、主治医の先生からクセになるからやめといてと言われたので、前回の薬がなくなった時点からご無沙汰しており、サプリなどでは当然効果ないので飲む気にもならず。

そういえば先生が号泣、とコメントされていた映画は、寝ながら聴く8時間のコンサートのドキュメンタリーだった。Max Richterは好きだし、もしや気持ちよく眠れるかもしれず、とふと思いつき、最寄駅から下り電車に乗って、空いていそうな映画館に行ってみることにしました。

つまり、相当眠りたかったということで。

絶対に空いている確信はあったけれど、一応通路側の最後列を予約して、行ってみたら案の定両手に満たない観客数。最近の映画館は、座席もリクライニングになってるんですね。快適快適。

開演後しばらくして手足が軽く痺れたような感じになってきて、猛烈な睡魔に襲われ。意図的に使われている低周波音のせいだとの解説も夢うつつで聞きました。

そんな感じで、すみません、ほぼ寝てたのですが、、、たぶん許してもらえるんじゃないかと思います。

コンサートを始める前に、Maxさんが観客に対して、向こう側で会いましょう(see you on the other side)、とおっしゃっていたのを思い出す。

映画の中で誰かがそう言っていたのか、何かを聞いてじぶんが勝手に思ったのかは定かでないけれど、おぼろげな記憶の中で、芸術なりアートなりというのは、有形無形を問わずなんらかの成果物のことだけを指しているのではなくて、その先に何があるか分からないところに踏み出してみるという、そのプロセス自体を指していると考えても良いんじゃないか、と思った。もしかしたら、踏み出した先に、ご褒美として、すてきな向こう側(on the other side)をほんの少しでも、同じく踏み出した誰かと共有できるかもしれない。

じぶんは別に芸術を志すものであるつもりは全くないのだけれども、そういう気持ちだけは持っていたい、もしくはせめて理解する者でありたいと思う。備忘のために記しておくことにする。

そんなわけで、映画が終わる頃には、終盤から次第に混じってきた高周波音のせいで、極めてスッキリお目覚めとなり、元気に帰ってまいりました。

なんと8時間バージョンも発見。。CDもほしいけど、とりあえず今夜はこれかけて寝かせてもらお。




2021/03/26

ひとめぼれ

けっこういろんなものに一目惚れするじぶんですが、先週末あたりからお熱をあげているのが、こちらです。

ブルーグレーのグラデーションが美しい大きな翼。

もの静かに佇むおしとやかな物腰。

ぱっちりおめめ。

たおやかに歩みを進める長い御御足。

高貴な御姿にちょっと不釣り合いな、無造作な頭頂部。

なかなか魚を飲み込めない不器用なところ。

そして何より、首を振りながら頭を垂れて飼育員さんに何度もご挨拶する姿が、もはや涙ぐましい愛らしさ。

じぶん後半生は、あなたのように鳥になりたし。

と思ったけど、ダンスできないのも困るから、今のところ、ヒトでいようと思います。






2021/03/14

こぼれおち、たちのぼるもの

言葉の不自由さというものを感じている。なにを今更、という感もあるけれども、いまこの時にひしひしと感じるのだから仕方がない。

尽くそうとすればこぼれ落ち、重ねていくといつの間にか方角をたがえて思いも寄らないところに辿り着く。辿りついたように見えて、形を為すわけでもなく、立ちのぼって霧のように消えてしまう。

言葉以外の表現手法に憧れる。絵とか写真とか、試みたけれども、今のところ続いていない。ダンスというのは基本的には形を作ることなんだろうとは思うけれども、じぶんにとってはどちらかというと、形というよりも音、であったり、動きの軌跡が通り過ぎた後に残っている色とか光とか、そういう残像の重なりのような、なんともつかみようのないものである。

ダンスというのは音を感じる一つの方法だと思うとおっしゃっていた先生がいて、なんだかすとんと腑に落ちた。「おどる」と考えるよりも音を感じると捉えるほうが、少々気が楽で、なんぼか肩の荷が下りたような気持ちになった。

じぶんは発表会に出たいとか、じぶんの姿を世に残したいとかいう野望は今のところカケラほども持っていない(発表会には1回だけ出させていただいて、充分満喫した)のだけれども、ダンスというものがじぶんの表現の一手段になればいいなという野望だけは、まだ未練たらしく持っている。まあ表現、なんて言えるまでには長い道のりだし、見てくれてるのは先生ぐらいだろうけれども。でも、言葉で伝わらない何かが伝えられるかもしれない、そうなれたらいいな、と密かに思っている。

2021/03/08

名前

相変わらずじぶんにとって重要なことは差し障りがあって何一つ書けないので、どうでもいいことばかり書くことにする。

固有名詞を覚えるのは苦手である。受験の頃、英単語とかどうやって覚えたんだろう。全く記憶にない。若かったから、それほど労せず覚えられたんだろうか。

歴史とか暗記ものは苦手だった。いや数学も化学も生物も苦手だったけど。今となっては薬の名前とか、植物の名前とか、すみませんが筋肉の名前とかも、カタカナ名、長い名前は何度聞いても右から左である。

高校の現国の先生が大学で辞書を編纂した先生に師事していたとかで、やたら難しい読みの漢字を教えるのが趣味だったと思われ、そのせいか、漢字を覚えるのだけは割合得意だったような気がする。

今たまたま世界ネコ歩きを見ているわけだけれども、そう、ネコの名前はよく覚えている。ちゃんと顔も思い出せる。キイロ、パール、ホワイトスライス、ツキ、オーブンミット、ボデイシャス、義経、まる、はな、みり。ほら、結構長い名前も覚えているじゃないか。翻って、人間の名前や顔は上手く思い出せない。

この差はなんだろう。それほど難しい問題ではない。つまるところ愛の問題でしょう。筋肉とか薬とかは、今ひとつ、それほど愛せないけど、イワゴウさんとネコたちは愛してます、確かに。はい。

じぶんの姓名が割合に奇妙なので、珍しい名前の人も割と気になる。というか、漢字が気になる。名刺をいただいて、珍しいお名前だったりするとテンションが上がってすぐ覚える。ローマ字読みしか分からない場合などは、この漢字はどう書くのだろうと、えんえんと気になったりする。わりと一般的なお名前で、お顔を存じ上げないためにイメージが湧かない方などは、たいへん申し訳ありませんが、たまに鈴木さんと田中さんとをとり違えたりする。

アニメの夏目友人帳をこのところ日曜に見ているのだけれども、名前を集める、名前を返す、というコンセプトも、どこが、と言われると困るけれども、なんとなく好きなのかもしれない。

いまスイスの山並みを背景に、フリッツ君が写っております。いつもの「いいこだねえ」とイワゴウさんの声を聞きながら、ようよう眠くなってきております。整体で頭をほぐしてもらったせいか、このところよく眠れます。


2021/03/06

勘違い

書きたいことが色々あるのだけれども、自粛中、諸般差し障りがあり上手く書けない。タイミングを逃すと書けないこともあるが、とりあえず今は機会を改めたい。なので、どうでもいいことからはじめてみる。

最近、踊る時に帽子をかぶることにした。hiphopのレッスンに限る。あ、そうだ、帽子、と言ったら、キャップと言え、と先輩に言われたので、キャップと言うべきなんだろう。一応、今の所つば付きに限るのだが、格好をつけている他にも、れっきとした理由がある。じぶんの頭は潰した丸餅のように後頭部が平らなので、無帽だと横向きの時のインパクトが少ない。なので、帽子のつばに助けてもらうことにした。かたくてなかなか動きが悪く妙な傾きのある我が首ですが、これで気持ちばかり、どこを向いているかわかるようになる。あとくせ毛なのに縮毛強制をかけに行かなくなって久しい髪の毛を何とかしようという目的もある。

といっても、帽子というやつはなにかと邪魔くさい。つばが手に当たったりする。不用意に下を向くと落ちる(場合もある)。視界が狭くなる。もちろん暑い。そういう邪魔くささが振付を覚える障害にならなさそうなレッスンに限り、お試ししてみている。何事も慣れと練習である。

最近複数の先生方がこの人の曲を振付に使われているので、ちょっと聞いてみたら、前段のトークに落涙はらはら。そう、じぶんも、もしかしたらじぶんにもできるかも、と勘違いからダンスを続けてきてしまいました。色々と考えたり手間のかかることもありますが、踊っている間だけは、楽しくてしかたありません。




今週誕生日を迎えました。いつの頃からか、誕生日に仕事なんかするもんかと有休を取るようになり、楽しい誕生日となりました。
先生方のご指導お心配りの賜物で、今のところ健やかに楽しく踊らせてもらっていますが、いわゆる寄る年波というやつでしょうか、いろんなところにガタがきております。少しでも長く踊り続けられるように、身体のメンテナンスやトレーニングだけは地道に続けたいと思います。


2021/02/28

クジラ2

筋トレとか運動とかしても、その後ワインなど飲んで、さっさと寝てしまうから、減量にも筋肉増量にもさしてなってなかろうと思っている。のだが、今日、例のクジラ型クッションでするピラティスで、今まで左側だけできなかった横にスライドして滑らかに床に落ちるというのができるようになっていたことに気づく。

さて、できないと言っていたのはいつのことだったかしら、と見てみると、今月初旬である。できたから、だからなんだと言われるとそれまでだけれども、1ヶ月で何らかの進歩があったわけで、これはうれしい。

振り返ってみると、オンラインのトレーニングでも腹筋を入れていただいたりしていたし、じぶんでだらだらやっているトレーニングとストレッチと休憩のあいのこみたいなのも、なるべく脇腹を使うように自覚的になってはいたかもしれない、とは思う。つまり、行動において、ものすごく大きな変化を起こしていなかったとしても、単に意識する、または意識していることを表明する、というだけでも、改善のための大きな一歩であるということだろう。

意識するためには知識のインプットが必要である。解剖学的な人体部位の詳細名称を覚えるのは苦手だけれども、例えば最低限、脇腹という名を知らなかったら、脇腹に意識的にはなれない。

関係あるような、ないようなことだけれども、じぶんは、ダンスというものを見て、好きになって、ダンスを始めたのではなく、やってみたら面白くてハマりました、というタイプなので、ダンスの知識というものがあまりない。好きなダンサーさんはいるけれど、極めて偏っている。基本的なステップの名前とか、有名ダンサーさんのお名前なども、ほとんど知らないことに最近気がついた。これはいけない。意識的になるには、せめて名前ぐらい知っていないといけない。そんなわけで動画を眺めている今宵であります。

正直眠いんですが、宅配3件のお届けをお待ちして、こんなふうにぺちぺちしております。

2021/02/25

じゃなくて

当ブログには特定の宗教色はない、自覚的には、たぶんないと思っている。潜在意識的には、どうか分からない。たまたまこちらを耳にして、そういえば、集団で読経しているのって音楽としては悪くないなと感じたことを思い出した。ラップとどこが違うのか、すでによく分からない。


そう、ラップって分からない、と思っていた。洋楽なら、英語力の問題で歌詞の意味するところがよく分からないから曲が面白ければ別に抵抗はないけれども、日本語ラップは特に、歌詞の意味が分かってしまうぶん、どうも苦手だ、いや苦手な曲が多い、と思っていた。
そこまで考えて、いや、そう、あの「エナジー風呂」は好きだった、でも原曲が教授だからだったのかも、と思いながら、ぽちぽちしていたら、こちらに行き当たった。これ好き。


現時点の結論。とりあえず、じぶんにとって、ラップの歌詞の意味は問題ではなかった。
音と語感がすべて。なぜか某社名よりも「じゃなくて」が耳に残る。サマージャム’95も好き。

2021/02/22

だらだら

一度寝て目覚めたら、つけっ放しのテレビで、パリオペラ座のBody and Soulがかかっていた。かなり好き。慌てて録画ボタンを押す。


なぜか分からないけど久しぶりに全身筋肉痛となり(特に体側)整体系動画チェック。こちら時短お手軽かつ気持ちいいので気に入りました。

暇にまかせて筋トレしてたら、ますます筋肉痛に。追い込むのは嫌いだけど、休み休みだらだら筋トレするのは好きになってきた(効果のほどはよく分からない。すでに趣味)。

2021/02/20

今すぐに寝よ

いやあこんな美しい曲とともにわが身体も流れるように動きたいものだと思いつつ、もう風呂に入ってご飯を食べて、さっさと眠りにつくべしと身支度を整えた。

ここは駄目押しにきよりんのピアノを聴いて、表題のごとく今すぐに寝るべし。

と聞き始めて間もなく、階下でサンドバックを叩き始めた輩がおる。もう20時を回ったのだから、あんたも早く帰って寝たらどうなのと思いながら、これが始まるとしばらく眠れない。

住み始めた頃は、これが永遠に続くのかと想像しただけで頭痛のタネになったものだったが、次第に分かってきたのは、テキも疲れる、ということである。サンドバック打ちという作業はハードワークなので、そうそう続けられない。長くて1人あたり15分程度の我慢。幸いなことに1人のようだ。そう思って、ぺちぺちとこれをしたためている。

そう、この間、天井の水漏れを直しに来てくれた修理業者さんが良いことを教えてくれた。あのサンドバックの音が建物中に響き渡って苦情の元になるのは、あれがコンクリの柱に押し付けられて柱から音が各階に伝わっているからで、サンドバックの設置場所を変えたら少しは静かになると思いますとのことだった。素人は家賃の値下げ交渉をするぐらいしか思いつかなかったが、さすが専門家はいいことを言う。

ちなみに家賃は下がらなかったが更新料は考慮してもらったので、もうあまり苦情が言えないのである。

などとどうでもいいことを打っているうちに静かになった。さて改めて、今すぐに寝よう。



2021/02/17

万能回答

なぜこの動きが苦手なんだろう、そう思うことはよくあって、「この動き」はその時々によって各種様々なんだけれども、この同じ問いを幾度おのれに投げかけてきたことだろう。

じぶんなりの回答もその時々で様々であって、回数こなせばできるようになるとか、技術の問題とか、柔軟性の問題、筋肉の問題、骨格の問題、歪みの問題、手足背骨その他の寸法の問題、いや右利きだから、とかいろんな回答があって、どれもそれなりに一理あり、各問題の解消法も、ある程度は存在する。が、最近、万能回答を教えていただいた。

運動神経支配が偏っている。これが現時点のじぶんにとって、ほぼ万能ともいえる回答で、この解消法は、すなわちトレーニングまたは基礎練である。ある種、短絡的といえば短絡的だけれども、何故だろうとナイーブに悩んでいるより、即答して鍛錬の時間にあてるほうがなんぼかマシだと思うようになった。あと1ヶ月弱で次の誕生日がくる。時間がない。

ある一個人にとって何が必要で何が急ぎであるかなんてことは、究極のところ他人に決められるものではない。じぶんがじぶんの価値観で決めるべきものであり、それを妨げられない世界の状態であってほしいと願う。

シアター系がすごく好き、というわけではないんだけれど、映画になってるミュージカルは割と好みなものが多かったりする。じぶんの中で何故か「シカゴ」と「バーレスク」がミックスされて一つの物語になっていたことに昨日気がついた。レネー・ゼルヴィガー好きなのでストーリーはシカゴが好きだけど、曲はバーレスクの方が好みなので、混ざったのかもしれない。最近ヘアスプレーの振り付けも習ったので、せっかくだから、そのうち見てみようかと思う。

あ、そうそう、某キメツのアニメが流れてたので、ちゃんと見てみました。Mixも、もいちど見直してみたら、意外と面白かった。日本のアニメは素晴らしいね、ほんと。ダメですね、素面の時に見ないと。

勝敗とかあまり気にしてないので、投票とかする気がなくて申し訳ないけど、応援してます。贔屓目抜きで、これは好きだったけどなあ。

2021/02/13

アニメモード

駅構内にお菓子屋さんが出店している。この時期、なんか催事あったっけ、と十数秒考えてみて、そういえばバレンタインデーだったと思い至る。チョコレートではなく、なぜかマルセイバターサンドが売っているので、一箱お持ち帰り。好物である。お菓子は他人のためならず、まずはじぶんがいただく。当然である。

どこかの先生のレッスン動画で見て、かっこいいおにいさんだなあと思っていたひとのお名前を知る。

Release

好きな先生が紹介してくれる人は好みだったりする(場合が多い)。引っ込み思案なのであまり自分から人に声はかけない性質だけれど、好きな先生なりダンサーさんなりが3人ぐらいかぶっている人とは話があう場合が多い。

オンラインでお世話になっている先生が最近「流行りの曲で踊ろう」モードに入られていて、前回は某アニメのテーマ曲だった。言われてみればコンビニなどでよく聞いた曲で、曲自体は好きなほうだ。振付を記憶しておいて、そのうちどこかで練習しようと思っていたせいで、今日は、ほぼ終日この曲がかかっていた。


なぜか戦闘モードに入り、死ぬまで戦え的な気持ちになる。曲がいいなら本体作品もいいのかもしれないと思って、ちょっと見てみたりする。途中から見たせいなのかもしれないけど、残念ながら、よくわからない。

当家でBGMがわりにかかっているミステリチャンネルの隣はアニメチャンネルで、たまたま「夏目友人帳」を見た。こちらのほうが、まだわかるような気がする。ジブリちっくな物の怪が出てくるのも親しみやすい。今は、白菜青椒肉絲風を作りつつ食しつつ酔っ払い、昔見た「タッチ」を思い出しつつポチッとした「Mix」の録画を見ている。酔っ払ってるせいかもしれないけど、やっぱりこれもよくわからない。

直近のレッスン使用曲。いい曲ばかり使われるので、最初から最後まで全部Shazamでとりたくなるが、そういうわけにもいかない。



2021/02/12

close

在宅ワークの昼休み(がある場合)に何をするかというと、それはやっぱり超時短でできる昼飯か夕飯を作っておくか、掃除洗濯あるいは、ちょいと散歩と相場が決まっている。

こちら、素晴らしく手間なし時短かつ美味。ほんとにいつもありがたいのだが、おっしゃるように、これ以外の鶏料理をする気力がなくなる可能性がある。誤解のなきよう一応付け加えますと、じぶんが昼間に作る場合、待ってる間には飲みません(当たり前だ勤務中だし飲むとそのあとダンスできないし。夜作る時は、先生を見習ってなんか飲みながら作りますが)。


某店の閉店まで、あと1ヶ月半ほどとなった。ほかの皆さんと違って、じぶんはこちらの店舗にお世話になって約3年、短いほうである。行くようになったきっかけは、別曜日のレッスンが当時の自分にはたいそう難易度が高くて、いやこれは、もう少し先生に習う頻度を増やさないといかん、と思ったせいで、週1日某曜日にお世話になってきた。

生徒を見るとわかってないのが一目でわかる先生でいらっしゃる。じぶんはなんとかごまかしてるつもりでも、先生にはちゃんとバレているようである。そもそも消化不良で最も後味が悪いのは本人だ。結局、納得できるまで練習するしかないなという結論に達して、夜一番のレッスンまで開放されている空きスタジオで自主練させてもらうようになった。

去年の2月、記念すべきはじめての肉離れを経験したのもこちらである。スタッフの皆さんはご親切にも、けんけんしかできない自分に肩を貸して小部屋まで連れて行ってくれ、アイスノンを用意したりタクシーを呼んでくれたりした。

痛みは自分をしつける良い薬であって、その後、年甲斐もなく無闇に振付の練習ばかりしては怪我のもと、最低30分以上できれば1時間トレーニングなりしてからしか振付の練習はしないことを自主ルールとしたせいで、振付の稽古をしたければ早く行くべし、ということになり、結果、その曜日は特に早起きしてコアタイム終了次第できる限り早々に会社を出るのが習慣だった。

当初からそれを狙っていたわけでは全くなかったけれども、広々した場所で一人で踊るのは極めて気持ちの良いものだと味をしめたのもこちらでの経験による。誰も見ていない(カメラとたまに通路を通行する方たちを除き)のをいいことに、それなりの移動距離が発生するジャズやコンテなど、好きに場所を使って好きに踊った。オンラインで習った振付を広い場所で試したいと思うときなどにも好都合で、先生には申し訳ないけど、肝心のレッスンが始まる頃には既に疲労困憊ぐらいな時もあった。

先生のレッスンは、きっと他のお店で続くだろうし続かないと困るけれども、そんなわけで、ごく個人的に、このお店のスタジオと自主練の時間に愛着があった。さて今後はどこで練習したらいいんだろうと思ったりする。

でも、先生は一曲踊ってくださったあと、とてもいい顔で、これで僕は悔いはありません、とおっしゃった。先生がそうなら、じぶんも悔いなし、である。

2021/02/09

寝落ち

オイスターソースって、勢いで買ったはいいけど、あんまり使わないんだよねー、と思っていたところだったので、本日の夕食はこちら。うん、美味しかったー。

最近いま一つ不眠気味なので、熟睡音楽的なものをぽちぽちしていたら、こちらにたどり着きました。そういえばテレビのトークに出ていらしたっけ。みてんじゃねーよ、寝るんだよと寝落ちを推奨してくださる奇特なライブ。途中1回寝てたんだけど、番組の切り替わりで起きて、結局3本聞かせていただいた後これをぽちぽち打っております。おやすみなさい。




2021/02/06

牛すじカレー

改札を出て階段を降りながら考えた。「今日は牛すじカレーを食すに値する日であったか」。心の中で、いえーす、と大きな声で答えて右に向かって歩く。

カレー&ダイニングバー トミーズ ハウス

お持ち帰りで。こちらをいただきますと、元気回復するのです。美味しうございました。

昼間からマックス本気モードだったので、夕方ほぼ限界となり本人的には気力を振り絞った初めての曲がこちら。曲はとても好きです、聴いてる分には。けれども、これのどこかに始まりとか終わりとかカウントとかがあったのか、はたまたそれほど厳密に合うものでもないものなのかすら、終わってしまった今となっては曖昧模糊としてさっぱり分からない。リベンジさせていただきたく。






2021/02/03

クジラ

半円錐と三角錐を組み合わせたような妙な形の(クジラ型というらしい)クッションに座って行うのだけれども、右だけ開脚した状態で両手を広げて、手と床の間の水平を保ったまま左方向床に正面を見たまま落ちて、また起き上がってくる、というピラティスのポーズが左側だけできないことに先々週気がついた。先週もできなかったから偶然ではない。ああこれは左脇腹の腹筋がないという例のあれだ、と思ったら悔しくなって、一人でふんふん言いながらやっていた。結果、左脇腹筋肉痛かと思いきや、昔からある左腰のぐりぐり痛となる。

サラリーマン風の人が平日の日中にランニングしているのをよく見かけるようになった。在宅ワークの副産物だろう。颯爽と走る人はそれはそれで良いし、たとえそれがどんなにとぼとぼ走っている人であっても、見かけると心の中でエールを送ってしまう。ご本人さんにとっては余計なお世話かもしれないけれど。

踊ってる人もそうで、それが鑑賞に足る方々には垂涎の眼差しなわけだけれども、踊るのが好きなんですねとしか言いようのない人たち(無論じぶんはこちら所属)も、やはり応援とまではいかないけれども同病相憐む的な気持ちで眺めるともなく眺めている。こちらもご本人さんにとっては余計なお世話であろう。

ともあれ、何か思うところあったのか、わが心の箱根ランナーたる先生がこのところ連日動画投稿してくださるので、沿道の観衆のような気持ちで拝見している今日この頃であります。基礎の時間が長いレッスンも個人的には大変ありがたい。じぶんのような出来の悪いのがいるときは、不憫に思し召してか特に短いけれど、いわゆる激ムズの振付は、もとよりその場ではできようはずもないので、録画して帰って練習する前提で、たまにぼちぼちお邪魔させてもらっている。

遅まきながら見逃し配信も見つけたので、Round3も楽しみにしております。

BES&ISSUGI-Purple Breath


最近はこちらの曲のオンライン講座にお世話になりました。

レッスン&授業 流行りの曲で踊ろうの会

♪優しさ / 藤井風

つい実力より難しめのものに挑戦してしまう習性があり、ちーんと撃沈してしまうのだけれども、悔しがって一人で練習しているうちにリカバリーできるのがオンラインのいいところ。

直接お世話になっている先生方のお一人からは、多分1年ぐらい経った後で「最初に来たときは、どうしようかと思った」とのコメントをいただいたこともあり。多分口に出さないだけで、もうお一方の先生もそう思っていらしたに違いない。じぶん、そういう身の程知らずなヤツなんだろうなと思います。

というか、そう思われながら、見放さずに教えてくださってきたのだなあと思うと、中央線方向と某私鉄方向には足を向けて眠れないのであります。合掌。






2021/01/30

ばぁ

自室の入っている建物の外壁工事が始まった。在宅の折だし、自室が丸見えなのもどうもね、と昼間もカーテンを閉める。夜のようである。気持ちもなんだか、ちーんとしている。

窓外を人影が通る。たぶん塗装屋さんだ。どうも落ち着かない。何かかぶり物でもして、突然カーテンを開け、「ばぁ」とか、してみたい気が、とてもするのだけれども、そんなことをして先方が驚いて足でも滑らせたらコトである。誘惑を堪えている。こんなどうでも良いことを今週はぼんやり考えていた。

上記の通り今週のフリーの時間帯は相当ぼんやりしていたけれども、オンラインなどで慣れてない先生方のレッスンをじぶん的にはたくさん受けた。慣れてないので、振付なりアイソレーションとかリズムどりなどからしても身体に入るのに余計に時間がかかる。でも新しい動線とか音の取り方を習得するのは楽しい。こうでもしていないと精神が持たないので、仕方ない、やるしかない。

先週やってみたヨガは、起きられず、続かず。でも別の要因で、すでに当日から背中絶賛筋肉痛。背中やわらかくなりたい。

2021/01/24

両方を少しずつ

お料理動画は好きだけれど、それほど料理好きではないじぶんにとってのポイントは、たとえその料理を作らなかったしても、見ていて面白いことである。

ケーブルテレビで最近ずっと録画しているのは、Jamie Oliverさんの30分番組で、5つの食材で作るシリーズと15分で作るシリーズ。

5つの食材だからレシピを覚えるのが簡単でしょ、15分でできて手軽でしょ、というコンセプトのようだけれども、5つと言っても、素人には、そんな聞いたこともない珍味または高価食材は拙宅にはございません、というものだったりすることもあるし、15分で作るにはフードプロセッサー必須だよねと言われても、そこまで時短にこだわるよりはコンビニで買いますからと思うわけで、見た途端に、または途中で作らないと決心するものの方が多い。

でも見ていて面白い。それはトークだったり、背景の楽しいキッチン風景も込みの美しい盛り付けだったり、そしてもちろんその洗練された調理姿だったりする。

たぶんこういう実用番組のバランスはそこなんだろうなと思う。実用と面白さ美しさ。奇しくもいまテレビの中でかのジェイミーさんがハンドブレンダーの説明をしながらおっしゃっている。「両方の良いところを残せる。人生と同じで、両方を少しずつがいいよね」


自動でオススメされる動画を見るのはとりとめなさすぎるので、最近は、マイミックスリストなるものを見ることが多くなった。こちらも自動で作られてくるとはいえ、より好みに近いものが選別されている気がする。大抵はいつもお世話になっている先生方の動画を見て喜んでいるのだけれども、中に掘り出し物を見つけることもある。最近のお気に入り。





昨日。二度寝が休日に許されたご褒美なりと信じているじぶんは、初回の目覚めの後、エアコンを入れた。これで至福のぬくもりの中で二度目の目覚めを迎えられる。うん、われながら、なかなか手回しが良い。ところが起きてみると予想に反して随分寒かった。さすが1月下旬にもなるとエアコンだけじゃダメなのねと厚着。ところがお出かけ前、エアコンを消す時に冷房を入れていたことに気がついた。寝ぼけてたとはいえ、じぶん、しっかりしろ。

二度寝の割に早起きだったので、いつもしない筋トレ系ヨガで、前傾フラットバックでダンベルを背中方向に上げ下げするというかなりハードな姿勢をとった。絶賛背中筋肉痛。でも背中を使うことで、うっすらあった腰痛が消えている。みぞおちが入らないのと背中が硬いのはセットなのかもしれず。後ろ向きひねりも回らなすぎて窒息しそう。やはり目下の課題は背面から腿裏にかけて裏側なり。

2021/01/21

しっぽ

 しっぽ好き。

まるさんのしっぽが、とくに好き。

よく知らない猫さんだけど、このしっぽも好き。
ついでにベーコンさんも好き。



左手マウス

本日休日なり。

朝からはり切って(というほどでもないけど)ほうれん草とベーコンの炒めものが出来上がった後にふとベーコンのパッケージを見ると、賞味期限20年11月19日とある。おかしいな、自炊生活で冷蔵庫内の回転率は高かったはずなのに。20秒ほど考えて食べることにする。

今回の膝は長かった。と過去形にできるかは日によって微妙だけれども、しばらく前から、念の為つけていたサポーターも外すことができるようになった。今週行った整体の先生にも、95点から100点の間だと思いますと答えたぐらい、よくなった。でもやっぱり正座とかグランプリエぐらいの力加減になると若干右をかばう癖がついている。バレエそのものをやりたいとは全然思っていないのだけれども、ジャズとかコンテの基礎なのでバーレッスンもやりたい。が、前回の宣言のころオンラインで一人でやっていて膝を痛めた過去があるので、バレエ系は先生がいらっしゃるところでやりたいなあと思っているうちに機会ロスしてほとんどお休み状態。

整体の先生によるとじぶんは右重心だそうである。確かに右肩にものを持つことが多いし肉離れも右足だし、でも片足立ちの時は左のほうが安定するんですけどねと抗弁する。立ってる時はそれほどでもないようだけれども、座ってる時のほうが長いし、右利きの人は右重心になりがちだから、座ってる時はどうですかね、坐骨で見るとねと言われて、確かにそんな気がする。

マウスを左手で使ってみてくださいとお題を出される。はいと答えつつ、正直乗り気ではない。時を同じくして、インスタでフォローしている外国のダンサー様が「習慣を変えるには」と問いかけをされ、その返信コメントに「右利きなら左手で、左足からパンツはく人は右足から、その他諸々逆からやってみたら」とお返事があった。ダンサー様「是非やる」とのことだったので、そうですか、先生がなさるんでしたらと少し背中を押されてやってみることにする。

左手マウス、極めて不快。気が短いので10分も持たない。いや本当は5分ももってないかもしれない。急ぎのメールなどが来たら早速リセットされて右手になっている。整体の先生にその旨申し上げると、10分もたなくてもいいので、じゃあ1日2回にしてみましょうとのこと。さすが敵もさるもの、切り返しが上手である。相手によっては素直なので、素直に仕事用のスケジュールに9時と14時の2回、「左手マウス」を「平日繰り返し」で入れる。

朝からこんなどうでもいいことをぽちぽち綴っていられるのも休日だからである。ありがたや。

2021/01/19

Night Signal

昨夜、番組表に武満と見えた。N響で、珍しいな、いやそうでもないのかな、と思いながらポチリと録画を押す。十数年まえはこういう曲ばかり好みだった。今でも好きだけれども、単に聴く機会が減っている。夜半から眺めるともなく眺めているうちに意識をなくす。

眠りが浅いのはテレビをつけっぱなしにしているせいもある。番組はずっと最後のほうまで流れていて、鈴木雅明さんの弾くパイプオルガンの荘厳な響きで目覚めた。パイプオルガンも好物だ。

今日になって再度聴いてみる。Night SignalはSignals from Heavenの中の一曲でDay signalと対になっているが、じぶんにはNight Signalのほうがしっくりくる。昨日はこんなに短い曲を聞き終わる前に落ちてしまったんだなあ。ピアノ曲も好き。

こんなsignalをキャッチできたらしあわせだ。ふんわりした気持ちになる。帰り道、いい月がかかっていた。あれも天からの何かの合図なのかもしれない。


2021/01/10

蔭ながら

この冬に入ってから数回レッスンにお邪魔した先生がSNSで、出る出る、がんばるがんばるとおっしゃっているのを拝見しまして、D leagueなるものを眺めておりました(意外と義理堅いのです)。各チーム企業スポンサーがついている模様で、12回通算とはいえ一位賞金も高額とのことで、なるほど、そりゃがんばるよね。

そもそも特に団体のストリートダンス系の味わい方というのに今一つ習熟していないのと、まあ薄々勘付いてはいたものの、やはり自分の好みと、いわゆるcompetitionに出品されるような踊りというのはかなり色合いがかけ離れていることを再認識しつつ、興味深く拝見しました。やっぱり先生が出ていた1番さんが良かったと思うけどねえと箱根ランナーを応援する親心的境地に達しております。

お一人で踊ってるのもかっこいいです。




2021/01/03

力作

オーナー様親子がご訪問くださる。

配管業者さんもこのご時世、年明けいつ手配できるか見通しも定かでないし、今日できることをやっておきましょう、これならしばらく持ちますからと、天井裏の給湯管から滴る水滴を袋に受け、更にそれをチューブに流し、チューブからシンクに流す、という力作をご作成くださる。

実は元旦にもお二人でご訪問くださって、その際は問題の箇所の直下にゴミ箱を設置してそこに水滴をためておくという応急処置をいただいたのだけれど、予測されたことではありますが、それほど大きくないゴミ箱から溢れてまたポタポタと来た。

翌日、ご専門ではないけれども応急処置系の業者様がいらしたのだけれども、天井の作業窓が小さすぎて、頭しか入れなかった。という経過を経て今日の再訪となった。こちらも特段どこに出かける予定もなく駅伝を眺めたりオンラインレッスンの録画を眺めながらゴロゴロしているだけだから呑気なものである。

息子さんはたぶん大学出たばかりとお見受けするのだけれども、お父様たるオーナー様は息子さんが会社を継いで一緒に仕事をしてくれることをことのほか喜んでいらっしゃる。実は仲良しのお二人の会話が実に微笑ましい。とてもスリムな息子さんは、天井のこの小さな穴に上半身全部突っ込んで(スリムなので彼だけは入れるのである)一生懸命作業してくださった。お父さんは頭しか入らないので、主に脚立押さえ係&自分との会話係。

年始早々いい感じで水が滴ってます。せっかくの力作なので、記念に。

 
夕飯はすき焼きにしました。
こちら今年もお世話になる予定ですので、よろしくお願いいたします。



2021/01/02

瞑想

早々に寝禅を試みたものの気持ちがざわついてさっぱり眠れない、というか禅の境地に達する兆しが見えないので、若干方向性を変えて瞑想することにしてみた。


このシリーズ気持ちいい。
こちらの先生も撮影しなさいとおっしゃっているので、もそもそ携帯ホルダーを掘り出してきて据え付けた。明日にでも試みてみよう。

ある程度振付が入った曲で踊っている時は、なんらかのご指示があったり、うまく行かないところの練習をしている時以外、ほぼ無私の境地になれる。自分の場合、寝禅より踊禅かもしれない。身体を動かすと少し眠れそうな気にもなるし。

耳を澄ませば、ぽたりぽたりコンスタントにゴミ箱に溜まっていく水滴の音とともに更ける正月二日の夜。

2021/01/01

正味

御本人は無自覚なのかもしれないが、もはや恒例となった、母上が、小さい頃はほんとに可愛かったわねえ、と「小さい頃は」のあたり強調なさって写真を出してきた。

当然ながら本人はこの頃のことを全く覚えていないのだけれど、小学校高学年の音楽会で競争率高いスネアドラム係を志願して落選、結局ハイハット係になってしまったり、中学でピアノをやめてドラム教室に通い始めてみたものの、手足同時に異なるリズムで且つ高速で動かさねばならないことの予想以上の困難さに半年程で辞めることになったルーツはここにあったったのかもしれずと妙に納得。

ダンスでも、いまだに左上半身(手とか首とか)と右足を同時に反対方向に動かす、とか、またはその逆、とかの接続が殊によろしくなくて、時々眉間コイル巻き溜息となるのはそのせいである。


確かに、小さい頃はいい顔、というか、いい目をしていた。この眼差しをいつも、とは言えないけれど、せめて時々は思い出そう。そんな時間がきっと生きていることの正味だと思うから。

御節を食べ終え、徒歩15分の実家から帰宅したところ、自室の小さな台所の天井から水漏れしているのが発覚。キッチン小物と調味料の引っ越しをしながら、上階の方に向かって、できることなら、あまり派手に台所で水を使わないでほしいのですがと妙に現実的な祈願をしている2021年元旦であります。