あれが現実であったなら世界は平面的で理解しやすい。
寝ていても仕方がないし、と信頼のおける筋にご相談をして、結果、よし明日は起きて整形外科に行こうと決意する。
目覚めてみると、せっかくの決意を挫くように雨。なかなか起き上がれない。いかんいかんこんなことではまた一日寝過ごしてしまう。
昼前、住居区内で日曜診療している数駅先の数少ない整形外科に赴く。日曜診療で専門ではないとはいえ、いやあこんなのはちょっと伸ばせば治るよとそこは触るだけで痛いんですと申告しているところにぐりっと指を当て、よほどのことがないと叫ばない私をぎょえええと叫ばせ、いやかたいんで普段からそんなに反れないんですと言っているのにこの痛みの中もっと反れるでしょうと無理をいう。すみませんが、念のためレントゲンを撮ってみていただけませんかと３回申告するも却下され処方箋を渡されて、しょんぼりして病院を後にする。
はい、わたしのアプローチが悪かったのね、とひとりごち、腹ごしらえをして元気を出す。とりあえす骨折ではなさそうだからレッスンには出られそうだけれども、もう少しマシなセカンドオピニオンを求めて再度別の検索ワードで次なる病院に行くことにする。
レッスンのあるお店の近くの病院で、受付横の掲示板をみたら気功に関心がある先生だそうである。さっきよりは納得感のあるコメントをいただき、ちゃんとレントゲンも撮ってもらう。こんなに身体がかたいのにダンスなんて、好きだけど向いてないんですよねと言うと、いや好きってことは向いてるってことだよと慰められる。気功的な処置をされた後、弱いところだから痛み止めしかないねと言われ、その後リハビリとのことで電気をかけてもらう。
初めての電気。快適。電気好き。
電気で痛みもおさまり、加えて痛み止めを倍量飲んで早くも復調した気分になり、うっかりいつも通りのペースで動いていたらまた痛くなる。いかんいかん。
でも、おかげさまで、ずいぶんとよくなりました。
