2021/06/22

ぜんぶレモンのせい

鬱陶しくて何もかもレモン味を選んでしまう今日この頃です。

近頃はコーヒーにもレモン味があるんですね。コーヒーとレモンなんて合うのかな、と思いきや、意外と美味しい。クセになりそう。

じぶんは何事も失う時になってその有難さにひとしお感じ入る呑気者、または間抜けなヤツですが、朝、起きたての頃には普段どおりだったのだけれど、しばらくして蛇口をひねったところ、水が出なかった。その場で10秒ほどフリーズしてから、ああそういえば掲示板に断水なんとやらと書いてあった、と思い至る。買い物がてら近所のコンビニで用を足したりしつつ数時間後、蛇口からとうとうと流れる水を眺めてうっとりする。水って美しい。

お別れというのは、だいたいにおいて突然やってくるわけで。遠巻きに眺めているうちに突然その時が来たら、こんなことなら勇気を出してお近づきになっておけばよかったと不甲斐ないし、かといって近づきすぎてご気分を害しても不本意なわけで、この歳になっても他人様との距離のはかり方というものに熟達できない。でも、どちらに転んだとしても、こんな世界の片隅で何がどう転んでかわからないけれどもご縁があったという事実だけは、なにものにもかえがたい。

そんなことを考えながらふと目にしたこちら。先生が最近レッスンに通っていらっしゃる先生だそうだから、それはもう素晴らしいに違いないけれども、思わず知らず落涙はらはら。

踊る事で取り戻す日

一人になりたくて踊ることもあるし、一人のつもりで実のところ誰かと一緒に踊っていることもある。こんなわだかまりの塊たるじぶんを時とともにさらさらと流してくれるソリューションは、踊ること、もしくは、たとえ一生叶わなくとも、こんなふうに踊れたらいいなと思うことしかないような気がしている。とりあえず現時点においては結局のところ、そこに帰着する。