2021/05/25

レンジ様、来たる

電子レンジの調子が悪くなった、と最初に思ったのは去年の夏でした。

その後、持ち前の粘りづよさで騙し騙し使い続けたものの、先週に入り、1分をポチして10秒も持たず切れること連続数回となるに至り、漸くあきらめをつけて新レンジを購入しました。

リユースショップで買った先代は、思い返せば、少なくとも我が家で18年は長生きしてくれたわけですが、新品と引き換えに業者さんに引き取られていきました。長いことお世話になりました。

黒い冷蔵庫の上に置くので、黒が欲しかったんですが、毎週行く某所の向かいの某電気店にメジャーを持参し三度ほど日にちを変えてチェックしてみたものの、我が家の冷蔵庫サイズに合ったレンジは白しか見当たらず。ま、壁紙が白だから背景に溶け込むと考えれば、と、また持ち前のアバウトさでサクッと購入。いやぁ、いいですね。1回ポチすれば、レトルトご飯がちゃんと温まるって、うん、実に良い。すこぶる良い。レンジ様ありがとう、と極めて卑近な幸せに浸る今日この頃であります。いやまあ、幸せなんて所詮卑近か。


在宅で仕事を終えた後、気分転換に一度は外に出ることにしている。買い物など用事があるときはそれでいいし、ないときは散歩。はらりはらりと顔に落ちてくる雨粒を感じながら、未だ家路につく気にもならず、ふらふらと歩き続けて公園のそばを通りかかる。仕事帰りとお見受けするスーツ姿のおじさまが向こうからやってきて、こちらに向かって手を振っていらっしゃる。

知り合いではなさそうだけど。よくよく視線の先を追ってみると、白い猫が尻尾を立ててトコトコおじさんに向かって駆けてくる。ちりりと鈴が鳴っていたような気がするけれども、空耳かもしれない。公園のベンチでおじさんと白猫さんは落ち合って、おじさんはニコニコしながら猫を撫で、猫のほうは、にゃあと鳴いて甘えている。それがいつまでも続く。おふたりの蜜月時間をお邪魔するのも悪いので、素知らぬ顔で通り過ぎた。なんだか素敵な光景だったので記録しておく。

ちなみに文体が変わるのは、日と気分が変わっているからであります。

最近パンダモードです。結構な高所から落ちても大丈夫な、あのまぁるい背中が羨ましい。



しばらく部屋の隅っこで忘れられてたフォームローラー、またはじめました。こちらの回、特に効果を感じます。