2015/05/17

朝からどきどき

朝、電車に乗っていたら、
ベビーカーに乗せられた幼児が近くにやってきた。
しばらく外の景色を見ていたんだけど、ふと気付くと。
見つめられている。
気づかないふりをして目をそらしたんだけど、
しばらくたってもまだ見ている。
ばっちり目を見られている。
しかも目線が動かない。
困ったな。
仕方がないので少し表情を動かしてみたりしたんだけど、
先方はまばたきもせず見つめ続ける。
小心者なので、つぶらな瞳で見つめられると
どきどきしちゃうのである。
所在ないので、また目をそらして、しばらくしてまた見てみると、隣の人を見ている。
ああ助かった。
と思ったところで降車駅となった。
帰ってからふと思い出して調べてみると、
赤ちゃんに見つめられた経験のある人って、結構多いらしい。
ちなみに赤ちゃんがまばたきもせずに一点をじっとみるのを
「注視」というそうな。
見られた人たちは、何かあるのかしら、って(わたしみたいに)気にするんだけど。
とある助産院さんのサイトに書かれていた説がいちばん腑に落ちた。
赤ちゃんの視力は近視に乱視が加わったようなもので
成長に従って視力が発達してくるんだそうな。
なので、焦点が定まるのに時間がかかる。
絵でも人でも、まず輪郭を見て、次にコントラストの強い部分に移り、
最終的に目に落ち着くことが多い、とのこと。
なるほどねー。
朝からどきどきしちゃった。