2016/01/03

どうか笑って

のだめカンタービレ名曲集をBGMに、音を消して箱根を見ていた。
というのも、昨日のだめの録画を見ていたせいだ。
このトシになって、のだめに感情移入できてしまう幼児性がわれながらこころもとない。
のだめの「落ち込みシーン」にかかるのはマーラー5番のアダージョ。
そりゃああの曲好きな人は多いだろうけど、どんなに画面上で雨が降ろうと、のだめが亡霊みたいな恰好をしようとも、やはりあの音楽は自動的にヴェニスに死すのラストシーンの夕陽を思い出させてしまう。のだめではない。
個人的に、箱根のベストシーンは往路最後の青山学院だった。
というか、中継していたアナウンサーさんだったともいえるけれども。
最後の給水を受けるとき、ランナーは、とてもいい笑顔を見せた。
その背景はこの記事のとおりだけれど、
【箱根駅伝】青学大・神野を奮い立たせた寮長の給水と祖母の涙
その話の最後を結んでアナウンサーさんは確かこんなふうに言った。
4年生の寮長さんは同期のランナーにこう声をかけたという。
「一つお願いがある、僕から水を受け取るときは、どうか、笑ってくれ」
そのリクエストに応えてあんな笑顔を見せられるなんて、とても素敵だ。


今日も夕方5km。筋肉痛で、昨日よりずいぶんペースが遅くなった。
明日からおしごと。
もう一日休みたかったな。