2016/07/18

inspiration

Miracle Bodyの録画、結局3回も見てしまった。
柔道選手の特集。
格闘技系は総じて、技が速すぎて何が起こっているのかよくわからなかったのだけれど、決定的な内股という技がかかるまでに、何度も巧みなフェイントを繰り返し、相手の重心を崩していく様子が赤外線カメラで捉えられていて、そういうことだったのかとはじめて納得。
もちろん、技をかけるときの身体の動きが美しいのは言うまでもない。こういうのを見ていると時間を忘れてしまう。
もともと運痴だったし、スポーツやら踊りやらを見るのもそれほど好きではなかった。
自分とかけはなれた能力を持った人物が自分には到底できそうもない華麗なパフォーマンスをしていても、素晴らしいとは思っても、そこに憧れとか、自分もそうなりたいというような共感みたいなものは生まれなかった。
ジムでレッスンに出るようになって、理屈では同じ動きをしているはずのIRさんの動きが明らかに自分のとは異なるということに気づいてから、身体の動かしかたであったり、そういった動きを可能にする筋力とか柔軟性というようなものにはじめて意識が向かうようになった。
身近でそんな美しい動きを見せてくれていることが、自分みたいな人間を地道にインスパイアしてくれているんだということを、感謝とともにふと記録しておきたくなった。