2018/12/31

おさめ

本日で今年の踊りおさめ。
夕方というか、もう夜というか、レッスンが終わって人がはけたところで、図らずも、「はあ終わった終わった」と独りごちてしまう。
又吉直樹の小説も漫才もあまり興味がないけれども「ヘウレーカ」だけは録画して見ていて、前回はくしくも、独り言はなぜ出るか、というお題であった。いろいろ面白かったが、要するに独り言というのは、自分との対話であり思考の整理だそうだ。悪いものではないらしい。
日曜夕方の先生は振りの説明以外殆ど語らないんだけれども、語るときは含蓄深いことを語るので、その希少性も相まって心に残る。地元の年内最終レッスンの時に、たとえを用いて、料理における味覚(舌)、のような、ダンスにおいて本質的に重要なものは何なのか、たとえば音を聴くこと、音に合っているいることとかだけど、それを鍛えないとね、というようなことをおっしゃった。あいつあんなことを言っていたなあと正月にちょっと思いだしてみてください、と。正月を待つまでもなく、DVDを観ながら、もしくはyoutubeやらinstagramやらを見ながら、ぼんやり、ぐるぐると頭がそのあたりを回っている。

正月の宿題はもうひとつあって某映画を見ることで、こちらも今年主観的に(そのご指導内容と自分への影響度において)大変お世話になった先生のお題。最近は曲を聴いていると、その箇所のトークまたはコメントが脳内自動再生される。映像付きのこともある。労なくそういう状態になる先生ははじめてで。振りだけでなくストレッチやトレーニングでもそうなるといいなあと思っている。
そういえば、今日久しぶりに測ったところ、ここ20年ぐらいで最も体重が軽くなっていた。どうりでジーンズがゆるいわけだ。これも「良い結果」の一つなのかもしれない。

なぜかよくわからないけれども、クラスに参加させてもらっている先生方のうち幾人かはどうやらこれを読んでくださってるのかもしれないと思われる節があるので、あらためまして。人見知りで振り覚えの悪い自分が、日頃の先生方のお心配りで楽しく、あるいは多くの気づきをいただきながら踊ることができていることに改めて感謝いたします。