2019/11/17

お楽しみは先に

しばらく前の「ダーリン」にスポーツ選手の滝行のことが書いてあった。
自分は滝に打たれたことはないけれども、近所の温泉に、たしか桶シャワーとかいう名前のついたものがあって、その名のとおり、ボタンを押すと天井近くにある水の入った桶がひっくり返ってバサーっと水がかかる、というものから、なんとなく、こういうことを連続的にやるものなんだろうなあと想像している(全然違うのかもしれないけど)。
それを、自分にとっての優先順位を身体に覚えこませるための行為と位置付けていたのがぴったりきて、この数日、時折そのことが頭をよぎったりしていた。
そういえば自分にもそういうことがある。具体的にそれが何なのかということを書くつもりはないし、なんでそういうことをするのか聞かれて相手に納得のいく答えを返せるとも思っていない。とにかく、どう考えても論理的でも効率的でもないけれども、自分にとっての優先順位を自分自身に対して明らかにするためにしていること、というのがある。

今月はお店その他各種の理由で休講が重なり、今日も昼まで寝ている。平日を含めレッスンのない日がない日々があたりまえになったのはここ1年ぐらいの話で、それまで週末は1日は何かのクラスに出ていただろうけれども、それ以外は何をしていたのか思い出せない。元来怠惰だし前職は12時間労働ぐらいしていたから、きっと疲れ果てて寝ていたに違いない。
ともあれそんなわけで週末にいつもよりフリ―の時間ができた。夕方、レッスンが全部終わった後のジムの開放スペースで昔の動画を見ながらごろごろ転がって練習したりしているといくら時間があっても足りないので、ある意味自由な時間も楽しいのである。
恒例の有休消化期間に入り、来月初旬までは毎週3連休となる。自分にとって重要なことに取り組める時間がとれるのは極めてしあわせなことで、しあわせな時間は有限で壊れやすい。お楽しみはとっておくのではなく、先に、とぶちぶち呟く。