2022/01/02

愛車

今の自室に越すときに駐輪場がないことは承知だったので、持っていた自転車は実家に置くことにした。自転車は実家の玄関先に母上が乗らなくなった自転車とともにカバーをかけて置いてあって、もう4年以上そこに存在していることだけは頭の片隅にあったのだけれども、乗る気もないのでカバーをあけて覗いてみることもしなかった。

今般オーナーさんが何を思ったのか立体駐車場の中に無理やり駐輪場を作ったとのお知らせを受け、数ヶ月の検討期間を経て契約を済ませ、準備万端いよいよ愛車?を実家から引き取るべくカバーをあけてご対面となった。

当然ながら、割合お気に入りであったブラウンの塗装は埃をかぶって白色となり、メタルむき出しの箇所は茶色く錆びついている。雑巾で拭きあげし空気を入れてみると後輪からシューシューと風の音が聞こえてくる。

実家から戻りがてらサイクルショップに寄り、パンクではなくピンに穴が空いているのだとご指導を受け、チェーンにはオイルをさしていただいて乗れるようにしていただいた。嬉しくなってそのあたりを乗り回していたのだけれど、ペダルを5回こぐたびにカチッと何かが外れるような音がする。オイルがまだ回りきっていないのかしらとサイクルショップの周りを回ること20分ほど、決まったように5回目で外れる何かが気になって再度サイクルショップに戻る。

先ほど修理してくださったおにいさんによると、タイヤとチェーンが噛み合うツメが壊れている模様で、タイヤも交換となると新品を買うのとさして変わらない金額になること、立ちこぎさえしなければそれほどリスクがなさそうであることをお伺いして、新品買い替えとは即決できずに戻ってきたところ。

今を去ること十数年前、自転車で転倒し眉間付近を縁石の角にぶつけて大量出血、救急車で運ばれた過去があるせいもあり、いちおう万全を期しておきたいので、新品買い替えに傾きつつあるが、4年も顧みず平気だったくせに、いざとなると離れがたく思ったりする。勝手なものだ。

追記:本日は太極拳モードに入っております。曲がもう少し好みだったら太極拳もやってたと思うなあ。