2020/10/23

スロー

自主練課題に選んだのが今の自分には難しすぎたとみえて、さっぱり捗らない。素人の自分としては、hiphop系は振り数が多すぎて覚えきれないパターンが多く、その昔、といっても多分2年半ぐらい前の話だけど、当初ジャズをやってみようと思いたったきっかけの一つは、振り数が少なければ覚えやすいんじゃないかという短絡思考だった。素人考えは見事に外れていて、残念なことに、ジャズとかコンテ系の振付は振り数は多くなくても軌道を理解したり基礎を習得するのに時間を要したりするので、何れにしても難しいことに変わりない。自習するとなるとさらに困難なので、諸般の事情が許せば、先生に直接教わるのがいいに決まっている、というのが大前提である。

そんなこんなで意気消沈していたところ、知っとるかい世の中には動画をスロー再生できるアプリがあるのだぞと最近先輩に教えていただいたのを思い出した。音程を維持したままでスロー再生できる。そうそう今こそアレを使うべしと、もそもそ操作してスロー動画を作成。0.6掛けにしてみた。素晴らしい。これなら覚えられるかもと一条の希望の光さす。

で、まあ見ていたんだけれども、先生の後方で踊ってる生徒さんとかも動画に写っていたりして、通常速度だと上手に見えるんだけど、スロー再生してみると、実は音にあっていなかったり形がずれているのがバレバレなわけです。ところが先生というかプロのダンサーさんという人種はすごいもので、スローにしても音にジャストミートしてるし、形も崩れない軌道もブレない。折しもゆったりした振付というのは本当に形も音を取るのも難しいなあと思っていたところ。面白くなってきて、手持ちの動画を色々スローにして見始めた。そうか美しいというのはこういうことなんだとしみじみ納得。ひとつひとつの動きの要素を大切にしたいと思う。