2019/03/14

効率化

水曜。めずらしく背中の調子がよい。
昼休みを過ぎても、お風呂お風呂と脳内を呪文がめぐらない。
お風呂のかわりに、たまには魂の糧になることをしようかしらとふと思い、どれにしようか少し迷って結局日比谷に行って映画を見ることにする。
行ってみて思い出す。この場所はまだ個人的精神的地雷原であった。
いかん、これはお酒でも飲むしかないと思い、映画館の前にあるファーストフードのお店に入ってチリポテトとワインのお得セット500円也をぺろり、ごくりといただく。
いかん、ここでワインなぞ飲んではますます地雷を増やしているぞと思うも後の祭り。

当然ながら映画は夢うつつ。とても残酷で、美しくて、身体の中心がキリキリと痛む。心底から望むものを持っている人は、それを手に入れたらあとは死ぬしかないのかな、と思いつつも、自分はそういう類の人間ではないしね、とあきらめにも似た、通奏低音のようなおかしみと凡庸なるが故の幸せの後味に包まれる。

なにゆえ背中の調子が良いのか考えてみる。ここ数日、今まで教わった中でいちばん背中のひねりの強いストレッチをいつも以上にしつこく繰り返していたからではなかろうかと思い当たる。
これで良くなるなら、毎日やるかなあ。
家ではなかなかできないのだけれど、ジムに行ったら必ずする、と決めているルーチンのもろもろがだんだん増えてきて、時間がかかって困る。もう少し効率化できないかしら。