2019/07/15

バイアス

自分の写真は殆ど持っていなくて、今手元にあるのは転職の際の履歴書の写真ぐらいである。理由はかんたんで、写真写りがよくないから。いや、写りがよくないというより被写体そのものに問題があると考えるべきだろうけれども。
ある時、会社で写真を提出しなければならなくなって、証明写真でとってきた写真を先輩に見せた。最近のボックスは何度か撮り直しができるから、その時はそういう気分だったのか、何度か角度を変えたりして撮り直し、個人的にはより「自分らしい」写真を出したはずだったが、「別人みたい」「修正したのか」やら散々な言われようだった。
そこで遅まきながら気付きに至るわけである。
自分が見ている自分像にはバイアスがかかっている。
自分は、自分が見たい自分を見たいときだけ見ている。

というようなことを先週半ばから昨夜にかけての出来事で思い出した。
他人の目で鏡の中の自分を見ること、それが発表会に向けての直近の課題である。

今日はいつものクラスが休講だったので、空いたスタジオで自主練させてもらう。首を右左にわりと早く回す振付が入ってる曲をえんえんと練習していたんだけれども、時間があっという間に過ぎてしまって、1時間半ぐらいたった頃だったかと思う。急にねじが1本外れたみたいに首の回りがよくなってびっくりする。自分の身体ながらいろいろと想定外の事態が発生して飽きない毎日である。さて、明日起きたらまたこの首は元に戻ってるんだろうか。