2019/10/14

サイドキック

先週だったか、その前だったか忘れたけれど、サイドキックを蹴ろうとしたら、何度やってもダンスの足になってしまう。股関節なのか付け根なのか、なにしろ回すとごりんごりんいう調子のよろしくない左足だけそのような現象が出る。なにぶん、あまり長くブランクをあけてはいかん、と本日ヨガからはじまりダンスで既におなかいっぱい(もしくは空腹)の後に無理やりマーシャルに出る。来週の祝日に難しめのマーシャルのクラスに出てみることにしたので、その練習もある。遺恨の残っていたサイドキックは元通り、ダンスの足にならずに蹴れるようになる。よしよし。
話は昨日に戻る。生まれつき存在感のない人間だから、きっと先生は覚えていないだろうけれども、わたしが「hiphop」という名前のついたレッスンにはじめて出てみようかしらと迷っていたところにいらしたのが先生である。だいぶ振付が進んでいると聞いて帰ろうとしたところをせっかくだからと招きいれてくださった。生まれたての仔鹿(最近どこかでこのフレーズを聞いて以来お気に入り)のような足取りで右往左往し、途方もない挫折感とともに45分が終わったのだけれども、不思議と、新振りになったらもう一度挑戦してみようと思ったのは、やはり先生がとびきりやさしかったからだと思う。
しばらくして先生はお休みに入られてご縁がなくなったのだけれども、昨日最寄りのお店でジャズのレッスンをされるとうかがって行ってきた。プレコリオでないオリジナルのレッスンを受けるのははじめてで、ああ好きな曲だなあ、好きな動きだなあと思う。
自分にはいろんなはじめてがあり、挫折とそれなりの困難なりがあって、そのたびに誰か、何かが支えてくださっていまここにある。受けたご恩の分だけ成長できているか、おかえしできているかというと、もうしわけないばかりではあるが、気持ちだけは、ここに。