2019/10/20

四連休

また靴を買ってしまった。
ロッカーに入れてくれと何度も連絡しているのに不在通知がくるので早めに帰宅して受け取ることにする。テレビをつけると大河ドラマの時間なのにラグビーをやっている。
そういえば、そういうものをやっているらしいことは知っていた。金曜の夜、1年ぶりぐらいに縮毛矯正をかけに行ったとき、美容師さんがアメフトとラグビ―のルールの違いを語ってくれたのも記憶に新しい(その違いがそれほど重大な意味を為すものなのか、よく分からなかったことだけ記憶している)。なにしろ、ゆうに2時間半はかかるので、いろんな話をすることになる。よく知らないひとと話すのは苦手。知ってるひとでも用事がなければ積極的に話そうとも思わないので、話題の世界が明らかに違うタイプの人だと雑談するのも一苦労。美容師さんは腕が普通なら話が続くひとか沈黙を許容してくれるひと、そしてなにより早く仕上げてくれるひとがいい、と思っているのだけれども、今回は珍しくお話の続くかただった。
画面をラグビーに戻してみる。たしか少し前に京王線に乗っていたとき、首からラグビー関係者ですとカードをかけた数人の若者が通訳と思しき人を同伴して車内にいたのだけれども、ずいぶんと存在感のあるひとたちだった。フィールドの映像からは、それほどに感じないけれども。
それにしても映像とか写真に美しく写るというのはずいぶん難しいことだと思う。先生の「カメラの練習」の副産物たる写真をいただいたら、ほぼ真横から写っていて、相変わらずストレートネックの首が前傾しているし、ちっとも腹筋は入っていないし、お粗末きわまりない格好である。いったん気になりはじめると、片足立ちになると横に傾くのもますます気になってきて、空き時間に鏡に向かって悪戦苦闘。バレエの素養のある先輩がいらしたので、まっすぐ立てないんですけどどうしたら、とお尋ねしてみる。重心が下にあるのがいけないのよと肋骨のあたりを抱えて教えてくださる。おお。やはりこれも腹筋の問題なり。そういえば先生にも教えていただいたように思うけれどもすっかり忘れている。腹筋が入るといくぶん傾きがましになる。傾いたままなら少しは上がるようになった足がまた上がらなくなる。道のりは長い。
良い先生のクラスには新参者に慈悲をかけてくれる親切な先輩がいらっしゃるものである。それほど根拠はないけど、そう思う。昔から先生と上司と先輩には恵まれている。こんな可愛気のない人間なのに、ありがたい。
やっぱりラグビーは性に合わないみたいで、またネコ歩きをかけっぱなしにして村上春樹を読む四連休2日目のよる。