2019/05/03

希望は生き続ける

渋谷は嫌いだけれども行かねばならないこともある。
ついでに映画でもと午前から出かけて、bunkamuraで「幸福なラザロ」を観る。とてもいい。という凡庸な感想しか書けないのがもどかしいが、もともと薄い化粧が目から下、全部落ちたぐらい泣く。泣いたから良いってものでもないけれども、なにしろ良かったということが言いたいだけ。きっとレビューが沢山出ているだろうから、気になる方はそちらをご参照くださいませ。
予告編を見ていて、ゴダールの新作なるものが銀座でかかっていることを知る。ゴダール、まともに見たことがない。レッスン終わってからでも今日の最終回に間に合うかもしれないと一応計画しておくことにする。
improve your mobilityという直球ど真ん中みたいなクラスがいつもの先生のクラスの直前にある。ラッキー。実はこちらのコーチさんのクラスに出るのは確か4回目で、かなり久しぶりにお目にかかるのだけれども、blogだけはずっと拝見していて、勝手に私淑しているのである。トレーニングはもっと頭を使って考えなさい、自己評価できるようになれとメッセージをいただく。とりあえずバンドを使ったトレーニング数種で確かに肩周りの稼働域が広がるのを実感したので、続けてみようと思う。

脳内メモリには限界があるから、祝日レッスンの振りはその時間が終わったら記憶に留める努力は積極的にはしないでおこう、と決めてかかっていたのだけれども、曲を聴くと意外にぽつぽつといろんなことを思い出す。
昨日レッスンを始めるにあたって先生は、難しいと思うけど、できると思うんだよね、とおっしゃった。もはや自分に何ができるのかできないのか、さっぱり分からないけれども、できるかもと思ってくださるんなら、それが希望だ、やってみようと思う。

hiphop90分というのは楽しいながらも結構な運動量。先生踊ってくださる。皆さんかっこいいという表現をされるけれども、自分としては、美しいという形容詞のほうがぴったりくる。生で観られるのが至福だけれども、動画の中でもいいからいつまでも踊っていてほしいなあと思う。
なんとか体力がもったので、レッスンの後、急いで銀座に行く。ゴダールのImange book。正直言って彼の方を語れるほど勉強していないので何も言わないけれど、残った言葉を記しておく。
「悲しみ方が足りないから世の中は良くならないのだ」
「たとえ何一つ望みどおりにならなくとも、希望は生き続ける」