2020/01/02

文脈

大晦日夕方から実家に帰る。
覚悟して帰るが、それでもやはりヒマである。
母上がたまにお使いになるトレーニンググッズが転がっているので、ひまにまかせて背もたれが倒れる座椅子のごときものでむやみと腹筋をしたり、テニスボール2つをガムテープで止めたポジションボール様のもので背面をごりごりしたり、足つぼグッズをふみふみしたりして時間をつぶす。
それでもやはりヒマである。
自室では10分で忍耐の限界となるバーレッスンもどき(無様すぎて「もどき」としか表現できない)の練習だけれども、実家ではテレビを眺めながらえんえんと続けられたほどの手持ち無沙汰ぶりである。そうか、こういうふまじめな「ながら」練習なら自室でも忍耐できるかもしれない、効果のほどは分からないが、何もしないよりはマシかもしれず、と思う。
父の習慣を受け継いでいるのはこれだけかもしれないが、正月は駅伝を見ることになっている。元旦は社会人、今日は箱根。青学4区の走者を映しながら流れた「いつも11番手でした」のナレーションについもらい泣き。ゴールを目前にして監督から「おまえスゴイよ」声をかけられてガッツポーズした姿が清々しくて、すてきだなあと思う。

それなりに役立つこともした。
むかし父がリュックにつめた避難グッズの中から、2011年に賞味期限切れと相成ったクッキーとチョコレート3箱と、それあなたにしか使い道ないでしょうというこだわりグッズを廃棄処分して避難袋を軽量化。
平成4年に買った体重計が故障した模様で、修理に出そうとおっしゃる母上をいや買うほうが安いからと説得し、タニタの体組成計を購入。
これだけ善行を積んだのだから(苦笑)、少々ご褒美をいただいてもよかろうと自分用の初買いはMacbook Air。これから設定するところ。

年初の決意など続いたことがないので特になにもないけれど、幸福、安全基地はゴールではなくスタート地点なんだ、という茂木先生のお言葉を胸に、今年もおのれの文脈で、しあわせでいるつもりです。