2020/01/25

いつか

世の中にはスゴイひとたちがいるものだ、と思う。
お題と音楽をその場で決めて即興で踊るなんてことができるんだから、天才としか言いようがない。

なんでそんなことができるんだろうと考えていて、はるか昔、受験の小論文を思い出した。理数系はとうの昔に捨てていたし、記憶力には自信がないので世界史もそれほど点は取れないのも分かっていたから小論文に望みを託すことにした。
当日出された文章を読んで、その場で作文するわけだけれども、限られた時間内にその場で思いついたことを書いたって、もともと大した創造性も独創性もない自分に大した結果が出せるわけもない。仕方がないから、どんなお題が出ても我田引水してこのネタを使う、というネタをいくつか仕込んでおいて、当日そのうちのひとつを使ったのだった。
結局、普段の持ちネタが豊富だからこそ即興で何かできる、というのはジャンルを問わず同じな訳で、ネタを増やす以外に道はない。
いや別に即興で踊りたいなんていう高望みをしているわけではなくて、持ちネタ僅少なのを反省してるだけ。

先生の暦は既に先週末ぐらいから完全に2月に入られており、苦戦中のフロアの振付を練習していたら小動物のようだとお友だちからコメントをいただく。翻訳すると踊りに見えないということだろう、ああ素敵な振付がこんなことになっていて誠に申し訳ございませんと思う。ともあれあのデモ動画をもし1年前の自分が見たら、こんなこと出来るわけないわと絶対スタジオに足を向けなかっただろうと思われるのは確かであって、挑戦しているだけでも成長といえるのではなかろうか、、とわが微々たる歩みを思う。

朝の連ドラはなんとなく録画を続けていて、なんとなく毎晩寝る前に見るのだけれども、ハチさんがいいことを言った。
いつかなんて思っていたらいつまでもできないんだから、今やらないとね、みたいなこと。
そうそう、今しかないよね、と思う。