2009/11/28

モーツァルト、クルターグ、シューマンとか

内田光子を聴きに、サントリーホールに行く。

いわゆる肥えた耳、みたいなものを持っていないので、そのピアニストが好きか嫌いか、などというのは、殆ど「感じ」でしかなくて、何の根拠もない。

なので、ごく私的に、ああ、なんだか、このひとは好きだなあと思う。


じつはモーツァルトという作曲家が心の底から好きだと思えたためしがないのだけれども、内田さんのモーツァルトは素敵だった。バッハの「フーガの技法」と「フランス組曲」のサラバンドに挟まれて演奏されたクルターグの「遊び」もよかったし。


内田さんは、なにかストレッチでもしているみたいに深く、お辞儀をする。その、なんというか、いさぎよい感じが素敵だとおもった。



帰宅してから、サー・サイモン・ラトル指揮のピアノコンチェルト20番を観た。良い。。
こんな顔して演奏してたんだなあ。(B席だったので全然見えなかった。。)


UCHIDA & RATTLE Mozart Piano Concerto No.20 1st mov. Pt.1/2

Mozart sonata in C K.545 2nd mov, Mitsuko Uchida Piano


アンコール曲目は
シューマン:『謝肉祭』の告白。と、ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ30番とのことでした。

Mitsuko Uchida Plays Schumann's Carnaval, Op. 9

(「謝肉祭」。IVとあるけど、告白以降最後までの4曲。)

会場で、コンサートのパンフレットの束を眺めていたら、来年はショパン生誕200年とかで、ユンディ・リが来るらしい。ちょっと聴いてみたい気がする。

Yundi Li - 14th International Chopin Competition (2000)