2009/10/03

ハードル

地図で1周2.5kmのコースを作って、いつもは2回りしていたから、1回につき計5km。
5kmを体調によって35~37分で走っているのだから、ペースとしては、かなり遅い。
それでも、15~20分あたりまでは、かなり呼吸が苦しくて、30分を経過したあたりから、やっとラクになる、という状態が続いていた。
「鼻歌が歌えるくらいのスピード」が良い、と本に書いてあるのだけれども、
体力のない初心者が、鼻歌が歌える程度に遅く走るというのは意外に難しくて、
長年の不精のせいで、なまりきった心肺機能を上回るスピードをついつい出してしまう。
(客観的にはほとんど歩いているのと変わらないスピードになってしまうので、
かえって間の取り方がよく分からないせいではないかと初心者的には考える)

それが、昨日(のその前だったかしら、)走っていて、
はじめて、「鼻歌」のスピードを体得した。
走り終わっても息切れもない。顔も真っ赤にならない。タイムもいつもより遅くて5km39分。

初心者なりに考えてみて、最大のモチベーションダウンは膝を痛めることと思われるので、
むやみにハードルを上げるのは控えているのだけれど、
だいぶ涼しくなったし、筋肉もそろそろできてきたかしら、ということで
今日はじめて7.5km走ってみた。

どんな些細なことでも、今までできなかったことが可能になる、というのは、
走ることそのものの爽快さに加えて、また楽し、なのである。
この種の楽しみは、本を読むとか、映画を観るといった受動的な行為から得られるものとは
決定的に源を異にするように感じられる。