先日下見をした10kmのコースをはじめて走ってみる。
いつも夕方か夜に走るのだけれど、さすがに10kmともなると、
景色が見えないとつまらない気もして、ちゃんと準備運動もしてから走りはじめた。
早稲田通りは、人ごみの駅前を過ぎると走りやすい。
キンモクセイの香りが漂っている。
日は照っているけれど、風が心地よい。
秋ですねえ。
後ろから足音がずっとついてくるような気がしていた。
ランナーとすれ違ったり、抜かれたりすることはままあるけれども
この超スローペースな私をずっと追い越さない人って、相当遅いなあ
と思っていたのだけれども、
ウエストポーチの中で、100mlほど入れたペットボトルの水が
しゃかしゃかとシェイクされる音が
後ろからワンテンポ遅れてついてきていたのだった。
1時間15分でゴール。
いつもジョギングしているコースは1周2.5kmで、
それを4周するという手もあるのだけれども、
やはり同じコースを4周するのは気力の面できつい。(元来、なまけものなので。)
3周終わったところで、やめておこうか、となりそう。
その点、1周10kmのコースならば、
なんとかゴール(家)まで完走しないと、と思うから、
苦しいところでも止まらずにがんばれた気がする。
途中、大きな道路の信号待ちと踏切待ちで数回止まって水を
飲んだりしたけれど、自分から積極的に止まりはしなかった。
きつめの坂道もちゃんと走った(よたよただったけど)。
75分で10kmだから、1キロ7.5分。
いつものジョギングのペースとさして変わらない。
はじめてにしては、よくがんばった(笑)
遅めの昼ご飯が、いつもと同じメニューなのに
えらく美味しい。
体重も、今年はじめて50kgを割った。
(よく考えてみると、ここ10年来ではじめて、というのが正確かもしれない)
先週の定期健診で、かかりつけのお医者さんに
(ちなみに、かっこいいおにいさんなのだが)
「そうだね、最初に来たときと、だいぶ感じがかわったね、
ええと、感じがというのは、うん、丸さとか、太さとかね」
と、きわめて物理的見地からなるコメントをいただいたところである。