2009/10/17

シュール

若冲の動植綵絵を観に上野に行く。
金曜の夜だから予想よりは空いている。
若い女子連れが「やっぱり若冲の絵って顔が可愛いよね」と囁きあっている。
そうだよね、と思う。
あの迫力の鶏でさえ、ユーモラスで可愛らしいのは目のせいだろうか。
見飽きない精緻な描きこみでありながら、対象が平面的に切り取られ、
構図のせいもあって、シュールだ。

白雀の顔。
蝶。
蓮池遊魚図の手前の一匹。
カエルの群れが一方向を向いている。
鳳凰の羽根の派手なハート型。
あひるのくちばし。

生活、生命に近くて、親しみのあるシュール。好きです。


三遊亭圓生にはまる。
声色の使い分けが絶妙。
佐々木政談、小間物屋政談、三軒長屋を聴いて、あはははと笑う。


2.5kmをなんとか走り切れそうな程度のスピードを出してジョギングしてみる。
それでもまだ1km6分台。