2019/01/29

批評家にはなれない

人間、やる気を起こすと、それを阻害する外的要因もともに発生するのが世の常である。どうも今ひとつなので、引き続き本日もお休みの予定。ごめんなさい。
A SWAN LAKE2回目。
少々のリサーチの後、サプライズや余計な気がかりがなくなった分、いくぶんおだやかな心持ちで動きそのものに集中して見ることができるようになった。
形態模写が好きなのかもしれない。ACT1の後半あたりから、ああ水鳥ってこういう動きするよなあ、と、いつかどこかで見たような動きを見ていると、もう楽しくなってきてしまう。顔も小さいし名前も分からないけれども一人の女性ダンサーさんの動きがもうすばらしく白鳥らしい。胸から首のあたりのカーブが鳥にしか見えない。男性ダンサーさんの足首の動きが、もはや人間に見えない(笑)。水があるから、水面の動きも相俟って、よりリアルになる。より美しく感じられる。ACT2に入ると、もうここが好きとか言えないぐらい全部気に入ってしまう。姫たちの衣装もよかったが、小道具も愛らしい。降り注ぐお風呂のアヒルならぬ白鳥、ボート、ししおどしみたいな何か、などなど。30歳であんな世界が作れるなんて、きっと天才に違いない。
ああ言葉が尽きてしまった。自分は批評家にはなれないな。

追記:これ見てたら、最初にオペラハウスで水を使いたい、との思いありき、で、そのあとにnew version of swan lakeが思い浮かんだみたいです。
Alexander Ekman - Thoughts at the Bolshoi.

灯台もと暗し。
こちらにいろいろありました。
Cover story on Dansportalen.se 2014-04-20 (English)